久々にギャルゲプレイしました… これ、めっちゃくちゃ面白かったです!萌えるし燃えるし楽しいしで、もう最高。いろんなものがバランスよく好みの配分で詰まってたので、三部作+αなシナリオを存分に堪能させてもらいました。 ※PC版未プレイなのでそちらとの差異がわからず。レイラインVITA版のみなレビューなので、なにか見当違いな事言ってたら申し訳ありません。 そして、もろもろ全てをまとめた感想なので読む気失せるほどの長さです。 〜システムあれこれ〜 UIはとても快適で、クイックセーブ・ロード、バックログからのシーンジャンプ・選択肢ジャンプ等、テキスト系ゲームに必要な機能はほぼ完備されてるので不足は感じませんでした(あ、欲を言えば、選択肢ジャンプしたときにアイキャッチも飛ばせたらさらに嬉しかったかも) 元が三部作だったこともありOPムービーが4パターンもあるし、主題歌もBGMも良い曲ぞろい。各場面にピッタリ合ってて物語を盛り上げてくれるし、ちゃんと耳に残る!おまけモードで作曲担当の方のコメントが見れるのも嬉しかったです。 キャラの立ち絵・CG・演出も綺麗で、全体的にあれこれ凝っていてとても豪華!ギャグパートのSDキャラ絵とかもすごいいっぱいあって可愛いかった…女の子キャラだけじゃなく、ちゃんと男性陣もCGに登場してるのは何となく嬉しい。 選択肢があるものの、物語としてはバッドエンドすらなく(あ、一回だけあった?)ひたすら一本道です。一応クリア後に推理評価コメントが出ますが、CGが見られるだけでシナリオには一切影響なし。 そして、恋愛対象はほぼメインヒロイン固定。それ以外の攻略キャラとのルートも一応は用意されてるものの…あくまでIF設定であり、ストーリーではなくシチュエーションを楽しむおまけサービスといった感じ。本編とは一切リンクしてないあたり徹底してますよね… どちらかといえばハーレム無双系の主人公は苦手なので、物語を追いかけつつ恋愛模様を楽しむのに集中できるこの仕様は最高でした。ヒロインのモー子ちゃんめちゃ可愛い!!サブキャラの恋愛もあるよ! PC版では三部作だったものを一本にまとめて追加シナリオも入っているので、ボリュームもありました。ED分岐しないしテンポも良いので、サクサクプレイできました。 〜シナリオについて(直接的なネタバレ内容には触れてません)〜 魔術アイテム(通称:遺品)が巻き起こす不可思議な事件を「特殊事案調査分室」のメンバーが頑張って解決するという、ドタバタ学園魔法ミステリー(風味)のAVGです。 主人公の久我君が胡散くさすぎる入学案内につられて学園に転入してきた早々、校内の彫像を破壊してしまった罰として妙なお仕事を押し付けられる羽目に…という流れも掴みとしてはバッチリで開始当初から既にわくわくしてました。 登場人物も、男子は格好いいし女子も可愛い子揃いで会話の応酬がテンポ良くて楽しかったです。元はR18なPC版だったそうなので恋愛イベントに多少の名残はあるものの、普段はわりかし健全でライトノベルのような雰囲気です。そういうのが苦手な方でもとっつきやすい印象。 ハーレムにも三角関係にも発展しないので、ひたすらラブコメしてくれてる主人公とメインヒロインを存分に堪能できる安定感がすごかった…いや、もちろん他の子も可愛いし魅力的なんですけど、それでもみっちーにはモー子一択!異論は認めない!! 事件解決に挑む特査メンバー三人組のチームバランスも面白かったです。 主人公みっちー:体力担当(新入り)、ヒロインモー子さん:頭脳担当、 親友キャラおまる君:癒しと和みとフォロー担当(新入り) … ……? えっ、魔術担当は!!?(いません) もちろん、エピソードが進むにつれメンバーが増員されて強力な助っ人も増えていくんですけど。もっと魔法バンバン使って解決する話かと思ってたので、ちょっと意外でした(笑) 漠然とした願いに反応して対象者の前に突如現れる遺品。それによって巻き起こされるトラブルの数々を、魔法ではなくあくまで推理と人海戦術で対処して封印・解決していくみっちー達のドタバタミステリー事件簿めちゃくちゃ面白い!! ただ…魔術に関連する事件だけあって、多少の制約はあれど何が起きても不思議じゃないせいで、推理根拠が曖昧になりがちなのちょっとなあ…そこだけ無理を承知でもう一工夫欲しかった(笑) ヒロインの冴え渡る名推理にプレイヤーが置いていかれないように選択肢が出るものの…提示される情報や判断材料が足りなさすぎて、都合の良いこじつけにしか思えなかったり、無駄に展開を引き伸ばされたりするの、たまにまだるっこしいんですよね。 とはいえ、それを補って余りあるくらいの勢いと魅力がたっぷり詰まっているので不満ってほどでもなく。みっちー達の会話や遺品がらみで起きるトラブルが面白すぎるから、ちっとも退屈しませんでした。こういうノリ大好き! しかも、途中からそれまでの日常(いや非日常?)トラブル系コメディから本格的に魔術絡みの深刻なお話へとシフトチェンジするので二作目中盤から一気に物語が加速して盛り上がっていきます! 衝撃の事実が次々と明かされていき、散りばめられていたさまざまな伏線を回収しつつ、一気に畳み掛けるような構成になっていてものすごくテンション上がりました。 伏線のクオリティが玉石混交というか…イカサマ手品か後だしジャンケンのようなトンデモ仕様な物と、丁寧に練られてそっと仕込まれている物が混ぜこぜになっているせいで、ネタが明かされるまではほぼ正解にたどり着けない仕様になってるのはちょっとズルいなあ…なんて思ったりしたんですが。 そのおかげで諸々の仕掛けに素直に騙され、めちゃくちゃしてやられた感があって痛快でした。これ、周回プレイで伏線拾い上げる作業が楽しいやつだ!! あまりに先が気になりすぎて一気に読み進めてしまったのちょっと後悔してます。名残惜しい…うーんPC版も買うべきかな…?いまさら他キャラルートのR18要素とか楽しめる気がしないんだけど、滅茶苦茶可愛いであろうと予想されるモー子さんと、いちゃついてるみっちーは見たいかもしれない。 あと、陽炎は移植に際して追加された完全新規なシナリオだときいたんですが…これ、PC版しかプレイしてなくてレイライン好きな方には是非ともオススメしたい!! 何やらまわしものみたいになってますが(笑)主人公の掘り下げ&補完として文句なしのシナリオだと思います。「追加要素気になるけど、内容とかボリュームどうなんだ…」とか迷ってる方がいたら笑顔で背中をグイグイ押してさしあげたいです(馴れ馴れしいわ) 〜以下、ネタバレ配慮なしなシナリオ&キャラ感想〜 久我三厳:みっちーマジイケメン。 筋力が常人離れしてるところと最後のアレをのぞけば、この類のお話のヒーローとしてはわりと凡庸なスペックだと思うのですが…すごくいいキャラしてました。やることなすこと嫌味がなくて格好良かったです。 粗野で人懐っこい熱血単純キャラかと思いきや、思慮深く慎重な一面も持ち合わせてるし、心身ともにタフで健全そうなのに、厄介なトラウマと秘密を抱えこんでて秘密主義だったり…なんというかこう…諸々のバランスが絶妙!! 最初から最後までミスリードを仕込みまくってくれているのも憎い。さすが主人公。 登場した時点で名前と性別と年齢詐称してるとか、どういう事だこの野郎。 アルコール飲料が冷蔵庫に入ってたり、回想シーンが女の子っぽいモノローグと混じってたり、色々とおかしな点はあったんですが。徹頭徹尾いろんな意味でしてやられた感が。 20歳(成人済み)男子が、制服着てティーンエイジャーとしてしれっと学園生活送ってるのじわじわ来るわー。あれ、なんだかよくわからないツボに入ってとても萌えました(笑) 違和感なく周囲になじんでるくせに、ふとした拍子に「ああ、そういえばこの人一応成人済みなんだった」と実感するような大人っぽいズルさと包容力が伺えるのが良いです。 所謂ラッキースケベな状態に遭遇しても、安易に即乗っかろうとせず引き気味で冷静に対処してるのにはちょっとびっくりした。PC版ではどうだったか不明なのですが、エロゲ主人公と思えないほど良識派…(え、これ偏見ですかね?) 先述したとおり本筋での恋愛対象は本当に憂緒ちゃんだけなので、他の子とのルートはぶっちゃけ無くても良かったかなと。 いや、女の子の可愛さは存分に堪能できるし、由緒正しきラブコメっぷりにニヤニヤさせてもらったんですが。キャラがぶれてるわけでもないのに、みっちーの言動が受身すぎるというか…どうにも精彩が欠けてるように思えてこれじゃない感が半端ない!! みっちーにとって憂緒ちゃんはよほど特別なんだなあ…と対比として実感できるあたりは最高だったんですけどね。 クピドの矢事件では、好きだと自覚しだす前にも関わらず事に及んでて「わー、さすが元エロゲ!」と感心(?)しつつ、色ボケしたみっちーのキャラ崩壊っぷりがキモ面白すぎてお腹かかえて爆笑しました。酷い、これは酷い(笑) 他のルートがIF扱いだったので、てっきりこっちもそうだと思い込んで全然気にしてなかったんですが…ちょ、えっ…これ正史として本編継続してたの!!? 三厳君、ちょっとそこ座んなさ…でもあれ、ただの事故かつほぼ合意(据え膳)みたいなもんだし…いやだけどあれはさすがに…(謎の葛藤) もー、後味悪いし気まずさ半端ないしで、今後二人がどういう関係になるにせよあまり良い状態ではないと思ってたのに…付き添い入院イベント時にあんな形で活かされるとは予想外! あの一連の展開の仕方、お見事すぎて最高にニヤニヤしました。(赤の他人かつ未成年のモー子さんに宿泊の付き添いができるのかとか、病室でするのはモラル的にどうかと…みたいな疑問はあったんですが、脇においておきます) あそこまでしといてモー子の気遣いに甘えてたあたり、やっぱりちょっと卑怯だし、何て言い草だよ!と思いはしたものの…本人も自覚してましたしね。おまる君達の事はもちろんの事、自身と満流ちゃんの不安定な境遇のせいであまり無責任な事は出来なかったという背景もあったので、それなりに納得できました。 というか…この人、単に好きな子苛めて反応見るのが大好きなだけの、天然Sじゃないですかやだー。 憂緒ちゃんが可愛すぎるせいなのはわかるけど…なんというかもう…みっちー…こいつかなりタチ悪いな…とおもいつつ、満面の笑顔で二人の王道ラブコメっぷりを見守ってました。(キモい) あ、途中からモー子さんとの恋愛がいかに萌えたかトークになっちゃってた… もちろん、それだけではなく。おまる君との友情とか、満流ちゃんへの家族愛とか…彼のまっすぐで情の深いところ、本当に見ていて気持ちよかったです。静春ちゃんとの喧嘩漫才も好き!! 先頭きって活躍する場面は少ないのはずなのに、不思議と役立たずとか空気って感じはなく常に主人公してたし、何より魔女覚醒時のみっちー!何あれ反則じゃないですか! 中二マインドがめちゃくちゃくすぐられて最高にテンション上がりました。赤い目の魔女カッコいいよヒャッフー!!あー…もういい年した大人なのに中二病好きが一向に治らない… 三部作終了時点でもうだいぶ満足してたのですが、移植での追加シナリオな陽炎でまたしても伏線のすごさとラブコメにしてやられました。レイラインほんと最高!! 憂緒ちゃんがいない世界なんて耐えられないみっちー君ご馳走様です。こんなに泣かせやがっての台詞めちゃ美味しかったです。そして…帰還出来た種明かしネタがあまりに酷すぎて爆笑でした。 クピドの矢のアレ伏線だったんかーい!!なんつー形で回収してくれるんですか(笑) 最後に開放された、ビーフシチュー作る後日談エピソードが有終の美を飾るお話になっていて感無量でした…プロポーズおめでとうございます…脳内で総スタンディングオベーション状態だった。ここまで描ききってくれて本当にありがとうございました… 結婚式には是非呼んでください!おまる君を!!(余計なお世話) 烏丸小太郎:癒しと和みのかたまり。 助けてもらった恩と連帯責任で特査メンバーに参加して、直接的な戦力ではなくサポートや序盤なにかとギスギスしがちな他二人の緩衝材として大活躍だったんですが…本当に心の底からいい子で大好きです! 田舎の話をするけど、どうにも具体性がなくイマイチ曖昧だったり、体力にはそこそこ自信があると自称するわりに貧弱だったり。 おそらく何かあるんだろうとは思ってどきどきしてたんですが。まさかあんな事実が隠されていようとは!!残影の最後はちょっとだいぶ泣きましたよ…!!朝霧で彼がいない喪失感半端なかったです。睦月ちゃんがいい子だったのがせめてもの救い。 ポジションが完全に囚われのヒロインだったんですが、変になよなよせず、ちゃんと芯が強くて格好いい男の子してるところ密かにツボです。夜の部の白い制服の方が似合ってる気がする。 BLちょっと苦手なので、みっちーとの心温まる友情が純粋に友情としてみられるのはありがたかった!無事に助けることができて本当によかった… 20年たってもノリが全然かわらないねおまる君…そあらちゃんが娘さんだとは夢にも思わなかったです…確かに、言われてみれば怖がりなとこそっくりですよね(笑) 再会できただけでじゅうぶん嬉しかったし、どうしようもないのですが。特査として正式復帰してもう1回みっちー達と一緒に活動するところが見たかったなー。臨時で手伝ってくれただけでも胸熱だったんですけどね。 奥さんもきっと優しい人なんだろうなー…20年前に無事に帰還したあとの彼が幸せそうで何より。 鹿ケ谷憂緒:モー子さんマジメインヒロイン。属性としては、インテリクールツンデレ…ですよね。 肝がすわっている鉄壁で隙のない才女なのに、恋愛系の不意打ちに滅法弱い。人当たりがキツめなので血も涙もない冷血キャラと思いきや、内向的で不器用なだけで根はとても優しいというギャップ。可愛いすぎる…!! 不満や不安を表に出せない性格で、頭の回転も良いので変に勘ぐっては勝手に嫉妬したり拗ねたりで、恋愛が絡むとそこそこめんどうな女の子なんですが…あれはみっちーの方にもそこそこ原因がある。 宿泊検査の時のモー子さんの言動とか、いじらしすぎてときめきまくってたんですが…これ、男性目線で見ると「勝手に嫉妬して、いちいち済んだ話蒸し返して文句つけてくるとか、うぜー女だなあ…」ってなったりするの…?いや、あれ可愛いですよね…??? 「自分に自信がない」「誰かがいなくなることに過剰反応する」というモー子さんの性格に対して、「からかって可愛い反応を堪能してご満悦」「心配かけるだけだし照れもあるから、本音や秘密は話さない」というみっちーの対応、少し相性が悪いですよね。 まあ、ガチ喧嘩だったのは序盤だけで、それ以降はただの痴話喧嘩でしかなくひたすらラブコメってるだけなので、どっちもどっちだいいぞもっとやれ状態でしかないんですが(笑) みっちーが短気なわりに理解力も包容力もある大人なので、何かやらかしても(一応は)ちゃんと反省しつつモー子さんの不満を受け止めてあげてるのはポイント高い!…途中から扱いに慣れすぎてて掌で転がしてたのもポイント高…い? モー子さんの満流ちゃんに対してのヤキモチとか、あまりギスギスされたらしんどいなーと思ってたので、あの距離感は良い感じでした。レイライン、このあたりのキャラづけのさじ加減がちょうどよくて本当に好き! 一時保留でおあずけされたのは、恋愛からむとペースが乱れる憂緒ちゃん本人としても渡りに船だったみたいですが…提案した当人が隙をみてはしれっと自重解除するせいで、「保留ー!!」と頻繁に叫ぶ羽目に陥ったモー子さん最高に可愛かったです。 朝霧で分岐ルートがないのは当然だな!と思いつつ、そういう構成にしてくれた事に心底感謝してます。あそこから他の子とフラグ立つとかさすがに無いわ。 しかしまさか、あの黒谷さんがモー子だったとは!!「基本、悪い子じゃないし嫌いじゃなかったのに、黒谷さんが横恋慕ウザキャラになってしまう…?えっ、今さら?誰得??」とハラハラやきもきしてたので、100%騙されて思わず叫んでしまいましたよ。わかるかあんなの!!(笑) ただまあ…OPムービーで彼女が消失するCGを先に見てたので、憂緒ちゃんの身に切迫した事態が起きる展開を予想(期待)してたので、ちょっと肩透しでもありました。もう一押しなにか欲しかった感。 そのポジションもうすでに烏丸くんで埋まってるから二番煎じだし、話をあれ以上ややこしくされても微妙だったかもですけどね。おまる君めっちゃヒロイン(苦笑) 後日談での、両思いになった途端に放置プレイされる憂緒ちゃん、ほんとうにお気の毒様です。さすがにみっちー膝詰めで説教まったなしだわ…からの、いちゃいちゃ祭り本当にありがとうございました。 なんかこう…モー子さんは基本内に溜め込む気質なので、適度に放置して暴走させた方が反応の可愛さが倍増するよね…ちょっと面倒くさい部分も付随するけど、あの破壊力を思えば微々たるものです。 わざとやってるわけでは断じてないと知ってるけど、みっちー結果的に美味しい目に合いすぎててほんとこの野郎ですよ… 陽炎での偽三厳=シグマと看破する愛の深さと思考のキレ相変わらずステキだし、泣きじゃくる憂緒ちゃんを見て、みっちーがキレてるのもニヤニヤしました。 推理評価のおまけとはいえ、ウエディング姿が拝見できたのも嬉しかったです。 あっ…そうそう。残影でハイジと学園長のルートに突入した場合のみっちー、鯖折りどころか三つ折の刑で。全てが終わった今、振り返るとあれが仮にIFであろうとモー子さん以外との恋愛は断じて認めない。 リト:淡白可愛い。 魔術そのものは扱えず、情報と推察が最大の武器な特査チームになくてはならない存在。朝霧で一時行方不明になった時は、完全に詰んだかと思いましたよ(笑) 正体に関しては人間じゃないのは予想できてたので、そんなにビックリはしなかったです。しかし他のホムンクルスと違って彼女だけ目が赤いのは何でだろう。 そして…すみません。せっかく個別ルート用意してくれてたんですが…おまる君とモー子さんがいないIF世界に耐えられなくて、途中から強制スキップしちゃいました。 恋愛モードになったリトさんさぞ可愛いかったんだろうなとは思いつつ、本当に申し訳ない!三作終了した時点で、みっちーがモー子以外と恋愛するのは受け入れられない状態になってたんですよ…誰だよあの三厳くん…(主人公だよ) いやリトちゃんは好きなんですよ…もうちょっと落ち着いたら、あれは「みっつーくん」という別キャラが主人公の話と仮定して、ちゃんとプレイし直すから…(それはそれでどうなの) 村雲静春:しずかちゃん…(好き) 声優さんが古河さん(スチームパンクシリーズで知って以来ファンです)ってだけで既に贔屓決定だったんですが。本当にイイキャラしてて大好きになりました。すごい不良にしか見えない風紀委員… 魔力では女子勢が有能ぞろい、体力面ではみっちーがいるし…とあまり目立った活躍はなかったのですが、名脇役としてお話を盛り上げてくれてました。真面目だし遺品名おぼえる時もわりかし余裕ありそうだったから、運動も勉強もそこそこできるっぽい。 重度のシスコンではあるのですが、どっちかというと家族思いな傾向が強いので、あまり茶化すのは気の毒かなと思います(笑)そういえば、彼はなんの病気だったんだろう。 みっちーとの喧嘩が最終的には名物すら通り越して、事件に挑む前のアイドリング儀式扱いにまで昇格してたのすごい笑いました。そして陽炎ではもはや本人認証パスワードみたいに…(笑) 途中色々あったせいですっかり忘れかけてたんですが、三厳君の正体知らされてなかったんですよね。みっちーが三厳でモルフィーが満流で…という真相を明かされた時の彼の反応、めちゃくちゃ可愛かったです。 あろうことか、事前にゲームの情報調べたときに4コマで満流ちゃんと絡んでるネタを読んでしまったせいで、モルフィーと絡んだ時点でうっすらと察してしまい、衝撃が少なめだったのは勿体無かった…!! 口は悪いけど根は真面目ないい人で、家族に対して過保護…と、みっちーと本当に気性がよく似てるなと思ったんですが。みっちーはわりと嘘が上手いし余裕があるけど、静春ちゃんは馬鹿正直でわりと不器用なので、その差異がまた微笑ましい。兄属性と弟属性違いなのかな。 満流ちゃんの保護者パート2みたいなポジションどまりかと思っていたので、くっつくまで行った時には思わずサムズアップしてしまいました。 いや、正確にはまだだけど。二人ともかわいーい!! でも確かに夢の世界で満流ちゃん慰めるときの静春ちゃん、かっこよかったもんなあ…あれは惚れてもおかしくない。本当にいい奴だ… たまにドキっとするような事を言う…とか言ってたけど、たぶんそれ満流ちゃんも同じこと思ってるよ。末永くお幸せに。そのまま順調にいくとみっちーが義兄になるよ!! 壬生鍔姫:ギャップがとても可愛い!でも、普段の凛としたモードのが好き。 嘘発見器&魔力供給役として大活躍でしたねー。猫すきなところとか可愛い。 静春ちゃんとペアで出てきたので、この二人デキてるのかと思ってたんですが。全然そんなことはなく、そもそもつばきちゃん普通に攻略対象でした(ごめんなさい) 個別ルートでの鍔姫ちゃんを大事にしようとするみっちー優しくてイケメンだったし、初めての恋に右往左往するヒメちゃん確かにすごく良かったんですが… そもそも友達いなくて寂しがってる人に、なんでわざわざみっちー単体で推すんだ…そこは特査チーム全員でなってあげたらいいのに…フラグ立て露骨すぎるわ…というスタート地点から間違ってる感のせいでやや萌え足りませんでした。友情から恋愛感情へのシフトが雑すぎる!! 正直、エピソード的に変に恋愛フラグまぜないでスミちゃんとの友情ストーリーだけで良かった気がしてたので、残影以降はひたすらスミちゃんと親友同士いちゃいちゃしてたの大変微笑ましかったです。この二人のやり取り癒されるから好き… 村雲春霞:天然魔女さん素敵!! 黄昏時、あやしげな風体で現れるせいで、物語の鍵を握るかなり重大なキャラだと思ってたんですが。実はそうでもなかった。ミスリードで彼女がラズリットさんor睦月なのではと予想してたのに、まさかのスミちゃんの本体で静春ちゃんの姉だとか、誰が思いますか!!(笑) 一瞬ちょっとサービス要素としてみっちーと絡むものの、特にフラグも立たずひたすらマイペースに癒し兼戦力としてメンバーに参加してくれててとても和みました。 指輪つけて怪力になった時の、イイ笑顔で弟さんぶんまわしたスミちゃん素敵すぎてときめきました!(え)…あと、陽炎でいち早く満流ちゃんとのフラグに気づいて根回ししてくれたのも超グッジョブです!! みっちーがそういう雰囲気にもってくの上手そうとか、指摘が一々ごもっともすぎて、全力で首肯してました(笑) 風呂町眠子:妄想暴走大爆発。 うわー個性キッツイ子だあ…と軽く引いたんですが。私もドアぶち破ったみっちーにちょっとときめいた身なので、あまり眠子ちゃんの事は笑えないかもしれない。いやでも王子様はないわ。 体張って助けに来てるみっちーを尻目に、一人で脳内お花畑祭りしてる姿にはおいおい…と思ったものの、ちゃんと途中から地に足つけて頑張ってくれてました。 初回攻略が彼女だったので、まだそこまでモー子さん推しではなく。みっちーの火事のトラウマをフォローしたりしてちゃんとフラグを立ててるので、この子が正ヒロインでもいいのでは…?と一瞬思うくらい好きになれたんですが。 個別ルート入ってからの壊れ暴走ぷりに「あ、これ違うわ。可愛いけどなんか駄目なやつだ…」と悟りました。好きな人のパンツ欲しがる女子高生アウトー!!もう、一周まわって面白かわいかったよ…みっちーのドン引きっぷり最高だったよ… 学園で何が起きていたか概ね把握した際に、あらためてこのルートを振り返ると戦慄が走りました。ちょ…あの、その体でやっちゃったのかなり大問題じゃないですかね。諏訪さーん!! 憑依時の状態が元の体の持ち主にどの程度影響するかは謎ですが…このルートがIF扱いで本当に良かったなと心の底からおもいました。 残影からはフラグが綺麗さっぱり消滅し、ただの妄想ギャグキャラと化してたのがひたすら面白かったです。薔薇くわえた白タイツ王子姿のみっちーという珍妙なダークマターを拝ませてくれてありがとうございます。大変キモくて愉快でした(笑) アーデルハイト:ポンコツお嬢様萌え!! 登場時の傍若無人ぷりにやや辟易したのですが。ただの出オチで、めちゃ和みました。 ギャルゲなのにそんなに胸が強調された女子がいない中、大変貴重な巨乳キャラ!!(おい)見た目も中身も美人可愛い…。ハイジ可愛いよハイジ。 個別入ったときの、男性に免疫なさげなパニックぷりもめちゃくちゃ微笑ましくてニヤニヤしたんですが。やっぱり、みっちーとはフラグなぞ欠片も発生せずルイと主従逆転コンビしてる本編時のキャラが最高かと。 ポンコツポンコツ言われてますが、普通にスペック高いですよね。香水も魔術知識も大活躍でした。ちょっと迂闊なのも性根が真っ直ぐすぎて腹芸が出来ないだけだし… あと、そんなに機敏でもないのに、有事の際は影としてルイの盾になるべく率先して身を挺して守ろうとするところ、たまらなく格好良くて素敵。二人の間にはたぶん恋愛感情はないんだろうな、と思うのですが。そこがまた良い… あの切迫した状況の中で、煮詰まってる憂緒ちゃんの恋バナ相談に乗って助言してあげるとこ地味に好きでした。私、ハイジが指摘するまでモー子さんが自分に自信がないって事に気づいてませんでした。 ルイ:眼帯付きドS執事最高。 ハイジとの掛け合いが秀逸すぎて、この二人の会話ずーっと眺めてたいです(笑)二重の意味で主従逆転してるコンビ萌えるし燃えますね!!ヴァインベルガー家当主、めっちゃ格好いい…中二度はみっちーを上回るし、普通に主役張れるスペックだった。 声が女の人だったので「ほほう…男装の麗人ですか。えっ、もしやハイジと併せてWで攻略キャラ??」と勘違いしかけたんですが。それにしては、台詞や立ち居振る舞いが完全に男性で、この手のキャラにありがちな隙とか媚のようなものが一切ないし。 ハイジルートで、やっぱり女の人だと暴露されたものの…過去回想では従兄妹って表記だったし…なんかやたら男嫌いで跡継ぎとか無理って言ってるし…んん?と不思議に思ってたんですが、真相を知って納得でした。か、可哀想すぎる…(合掌) みっちー、男に戻してあげても良かったんですよ!?と思ってしまうくらいに、チートなイケメンでしたが、ルイさんはあのままだからこそイイのかもしれない。 朝霧終了後の彼の行く末がとても心配で気の毒なのですが(笑)…えっと…あの、け、健闘をお祈りいたします…? 久我満流:みっちーの妹さんめちゃ可愛かった… 登場の仕方が中々にぶっとんでいる上、かなりチートな魔力持ちなのでカタストロフ感半端なかったです。一人称がぼくっ子なのって、回想時に男の子(三厳の幼少時)だとミスリードさせる為だったんでしょうか。 遅れて来た特査チームのエースキャラにしてジョーカー!…なんですが、上手くコントロール出来ずすぐに昏倒しちゃうせいで、活躍の場が限られてしまうという制約つき。そのおかげで、物語がいい感じに緊張感が保たれてたのは良かったです。 ラスト○リクサー扱いされてたのちょっと面白くてフフってなりました。 もっとキッツい感じのブラコンなのかな…と思ったんですが、人見知りだけどちゃんと周囲に気はつかえるし、モー子さんともほんのり仲良くできてるし、とてもいい子で可愛かったです。 静春ちゃんにわりとあっさり懐いたのは、彼の口調が荒いわりに面倒見のよくて誠実なところがお兄ちゃんとよく似てたっていうのもあるのかな…とニヤニヤしてました。もっと鈍感ピュアで兄以外に興味ないのかと思ってたのに、意外と自覚するの早かった!しずか呼び可愛い。 花立睦月:満を持して登場したモー子さんの親友。 まさか、そんなところにいらっしゃったとはー!!! それこそ、生贄か何かにされてもう死んでるのか、謎空間で迷子になって出れないのかと思ってたので本気で度肝を抜かれました。夢の世界の泉で見たあれ、女版烏丸君じゃなくて睦月ちゃんだったのか…そんな伏線さすがに気づかないよ!(笑) おまる君がいなくなった事を自分なりに真摯に受け止めていて、ちゃんと気遣ってくれてたのには感動しました。モー子さんが必死でさがしてた親友が良い子でよかった… てっきりすごい力を持った魔女なのかなと思ってたけど、特にそんなことはなく。途中からまた敵側にさらわれちゃったせいで出番少な目だったのは残念です。天真爛漫で天然な強キャラで、チームに即馴染んでたのになー。 猫騒動の時の躊躇いのなさとか、酷すぎて爆笑でした。 アーリック:見掛け倒しな眼鏡。(失礼) いやー、当初は頼もしい助っ人か、はたまた強力な敵か…と正式登場するのを楽しみに待ってたんですが。操られてただけだった。 ルイを上回る鬼畜有能ドSかと思えば、融通きかないだけの天然さんでわりといい人でしたね。彼のせいで、本来ならもっと楽勝で解決できたはずの諸々の事態が深刻な大ピンチにかわってしまって、緊迫感爆上がりだったんですけど…このキャラなら許せます(笑) この人を含め、ドイツ組スペック高すぎですよね。完全に魔術バトル寄りのお話になっちゃうだろうけど、三人の活躍もっと見たいなー。 九折坂二人:なんだかんだで、あの強烈なキャラ大好きです。 名前表示で「二人」って出るのが見慣れなくて、「ふたり」ってどの二人だよ!と誤読することがしばしば。ふひとだよ!!(セルフツッコミ) 普段のあのエキセントリックなノリとても愉快で好きですし、やっぱり敵キャラだったか…って感じだったんですが。それよりなにより、個別ルートが微妙すぎました。 ホムンクルスだという事実が暴露される前に見ていたので、料理上手でまめまめしい学園長意外すぎて可愛いけど、好きになったきっかけとオチがやっつけ仕事だな…くらいにしか思わなかったんです。 後から雛ちゃんがお似合いって言ったアレのせいか!と諸々の伏線に気づいてちょっと愕然としました(笑)あ、着替えた時の黄色いドレス姿すごく可愛かったです。 一応、真ボスが出てくる前までは最大の脅威として立ち塞がってくれたんですが…悪意があったというよりは、倫理観が崩壊してるゆえの暴走だし誰も犠牲者でなかったし、最終的に倒す必要もなくちょっと肩透し。 あの強烈なキャラがいてこその天秤瑠璃学園ですし、平和な大団円は大好きなんですけど、悪を滅したぜ!系の爽快感も欲しかった気がします。RPG脳ですみません。 聖護院百花:あっ…ごめん。ちょっとこのキャラしんどい。 いやー、これが小学校低学年くらいまでの年齢なら普通に愛でれたんですが。高校生かつ有能な風紀委員長という設定なのに、何もないところで転んでふええ〜とかやられるの(ギャルゲ的にはわりかし定番なのは百も承知で)ちょっとキツかった… 実はホムンクルスで内部スパイだったという設定で、あの個性のキツさもプレイヤーを撹乱するための仕掛けだったんだなあ…と納得はしたんですが。 「あっ…やっぱり敵だった!よかったー攻略キャラとかじゃなくて助かった!」と変な方向に安堵してしまって衝撃度は低めでした(ごめんなさい) これで性根がもっと邪悪だったら、ナイスなギャップの敵キャラとして認定できたんですが。自我が薄い操り人形みたいなものなので…そこまで貫禄もなく。第一印象ほど苦手ではなくなったけど、好きってほどでもないかなあ。可愛くみせかけ自我がないのってやっぱり怖いです。 七番雛:役割に反してちょっとインパクト薄い。 言動がやたら淡白だったので、なにかあるのかな…とは思ってたんですが。まさかの黒幕。 瞬間最大の驚きはかなりのものだったんですが、正直出オチというか…せっかく魂があるホムンクルスなのに言うほど人間くささもなく…20年しか(?)たってないのに創造主であるアンデルさんの事すんなり忘れてるし、途中からは的場さんとの友情話にシフトして良い話で終わっちゃってて、若干尻すぼみ感がありました。 完全な悪人がいないという作風は好きだし、後味としてはとても爽やかだったんですが。本来なら主人公達と目的が同じなんだから敵対する必要もないのに、よくここまで話し拗らせたな…みたいな気持ちになったりもしたんで(すみません) 一応ラスボスなんだから、もうちょっと暴れて欲しかったなーと思います。 アンデル:見た目とても好みです。清楚可愛い。 クラールラズリットの養女にして、物語の元凶となった人物。真ヒロインかラスボスか…って感じのビジュアルなのですが、どっちでもなかった。 日記の人物は実は…!みっちーに魔力がないのは実は…!!という伏線を活かそうとした結果、急に出てきたうえに存在と役割があまりにチートすぎて、色々とぼやけちゃったのでは…といった印象でした。 元凶も黒幕も、ミスリードの仕掛けとしての役割を全うした時点で力尽きてたような気がする。黒幕は学園長、元凶はクラールラズリットあたりでまとめておいたほうが、物語としてはすわりが良かったのではないかと。 いや、めちゃくちゃ驚いたし面白かったんですけどね。 あと、陽炎の別世界アンデルさんマジでちゃんと仕事して!!ただでさえ久我家とばっちりなのに、あれは酷い。あっちの世界では、伏見さんも焼死しちゃったぽいですね… シグマ:わー、ゴスロリ魔女っこ可愛…えっ…!? 騙されたー!!ものの見事にだまされたー!!まさか、後日談的なエピソードにまで、こんな容赦ないトリック用意してると思わなかったですよ!! 別世界での久我家ゆかりのキャラだとは思ってたんだけど、まさか本人だったとは…名前アナグラムの仕掛けに早々に気づいた方がいたら凄い。 てっきり、並列世界からきてみっちーとモー子の仲を支援したりひっかきまわす程度の役柄なのかと思ってたのに、急にあっさり退場するわ、その後の展開でしばらく何が起きてるのか全然わからないわで「????」状態でした。 あれを見破った憂緒ちゃん、ほんっとーにみっちー好きすぎるな! 妹を亡くしたみっちーはこうなってしまうのか…と思うと、なんとも苦々しくて悲しい気持ちになりました。でも元の世界に帰還した後は、鍔姫ちゃんと(友情的な意味で)仲良さそうだったし。少しでも幸せになってくれるといいなあ… IF世界の彼が辿ってきた人生、あまりに哀しすぎる… 体が満流ちゃんのものである事に関して、彼にとっては枷というよりは救いになってるような印象を受けたんだけど…ルイさんみたく辛くなってしまう事もあるんでしょうか。 モー子にやたら興味を示していたのって、やはり彼も三厳君なので好みのタイプが似てるからなのかな…と一瞬思ったんですが。 単純に別世界の自分が彼女作ってリア充してるのが気に障ったとか、いずれ取って代わったら自分の恋人になるので性格を把握しようと観察してたとか、そういう理由ですかね(笑) あと、すみません。本物の三厳君帰還シーン、最っ高にテンション上がったんですが。「それはそれとして、何で枕抱えてんのみっちー…」と素で思っちゃってほんと申し訳ありませんでした。クピドの矢(梱包済)だったんですねアレ(笑) 総評:「これこれ!こういう感覚を味わいたくてADVプレイしてるんだよー!」という理想と醍醐味がつまってました。プレイヤーを楽しませる為の仕掛けが満載で、ドキドキとワクワクとニヤニヤのフルコース!とても豪華!! 娯楽作品としてかなりの良作で、製作に関わった皆様、素敵な作品を本当にありがとうございます…とお礼を言ってまわりたいくらい大好きです(笑) お話としては三作でとても綺麗にまとまって完結してたし、後日談と追加エピソードがFDに該当するレベルの仕上がりでフォローも完璧だったのですが、なんだかとても名残惜しいです。 やっぱりPC版も買っちゃおうかな。VITA版でお得にプレイした身なので仕方ないんだけど、PC版の特典になってたぽい資料集とかサントラがすごくとても欲しかった…たぶん、もう入手困難ですよね… |
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