ネルケと伝説の錬金術士  新たな大地のアトリエ プレイ感想

アトリエシリーズ20周年記念作品!!

錬金術士が主人公じゃない、いつもとちょっと違うお祭りゲーなアトリエが出るよ!と発表された当初、闇鍋をつつくような心地のファンが多かったっぽいですが…

個人的には、街づくりが主目的っぽいし&途中でアーランド四作目が発表されたので、いつものアトリエと違う切り口だろうけど、SLGとしては案外面白いんじゃないかと思ってました。

反面、最近のアトリエのキャラ偏重やシナリオ薄口な傾向があまり好みでなく、ストーリーやキャラゲー要素にはまったく期待してませんでした(すみません)

懐かしのあのキャラ達ともう一度会える&出演枠にいるだけで有難いけど、空気扱いだったり変な性格改変を目の当たりにしそうで怖い。今さら思い出クラッシャーされんの嫌すぎる…

って感じで、期待と不安を抱きながらプレイしたんですが。街づくりと経営要素めちゃくちゃ中毒性あって時間泥棒だし、作品の垣根を超えたクロスオーバーも楽しくて「あのキャラとこのキャラの夢のコラボ!」的なお祭りフィーバー状態が常に続き…


なにこれー!?めっっちゃくちゃ楽しい。20周年記念作品としては最高の部類じゃないです!?


でも、あくまでSLG&アトリエシリーズお祭りゲームとしての評価なので、調合と戦闘が主軸の最近のアトリエシリーズのノリを求めてプレイすると肩すかし…どころか、退屈な作業ゲーでしかないかもです。

主人公のネルケが領主として村を発展させるのが目的なので、調合は素材を揃えて歴代キャラに依頼をしてひたすら量産するのみ。

3Dキャラが採用されてますが全員ではないし、自分で歩きまわれないオート横スクロール採取&戦闘も初代マリーに少々色がついたおまけ程度でぶっちゃけ少々チープとてもシンプル。

時限式が嫌いだったり、最近のシリーズしか遊んだことがない人は「こんなのアトリエじゃない!つまらん!」ってなりそうな気がしますが…

初代からグラムナートあたりまでのシリーズが好きな人は「あの頃のアトリエ感+α」なプレイ感覚に身悶え出来るかと。少なくとも私はこのタスク管理で目が回る感覚が嬉し懐かしすぎてゴロゴロ転がりました(聞いてない)

調合指示、店番、素材集め、戦闘による採取地解放、街の人の依頼、素材の在庫管理、友好度上げ、研究、資金稼ぎ、人口確保、土地開発、建築、課題の消化…

なんかもう、とにかく忙しいし、人材が足りない!!(楽しい)

やらなきゃいけない事と出来る事が多くて、目が回ってオーバーヒートしそうな勢いだけど、その忙しさが最高に気持ち良くて…ゲーム内ターン数もリアル時間も溶けるように消えていく。おそろしく時間泥棒です。

しかも、普通のSLGとしてだけでもじゅうぶん楽しいのに、登場するキャラは大好きなアトリエ歴代主人公とその仲間達なんですよ…ヤバくないです!?

純度200%可愛いが詰まった女の子だらけ(イケメンと謎生物もいる)。一部キャラしか3Dモデルがなくて戦闘参加しないのはかなり残念だけど、そこを差し引いてもパラダイス!!

元のキャラデザが文句なしで秀逸なうえ、イラスト担当したnocoさんのリファインも素晴らしかったです。労働量が心配なくらい色んなキャラが出る。主人公のネルケさんがまた美人かわいくて、画面眺めてるだけで幸せ。

シナリオ・イベントもかなりボリュームがありました。街開発という主目的と錬金術士ホイホイな理由がわりと上手くシナリオに絡んでるし、作品ごとのクロスオーバーネタも上々だと思います。各主人公の性格や特性を活かして、マニアックな小ネタまで網羅してくれてる…

なにより、新キャラがちゃんと主人公してる&どの作品のキャラも平等に扱われているのがすごく嬉しい。

もちろん一般的なRPGやAVGと比べるとだいぶあっさりしてますが、基本日常ほのぼの&これだけの人数が絡むアトリエシリーズとしてはかなり頑張ってくれてるのでは。

こんなに男女分け隔てなくみんなで和気藹々と会話してるの、昨今のアトリエではあまり見られない貴重な光景すぎて、びっくりしました。さすがにプラフタが別行動なあたり不自然だと思いましたが。本編で連続参戦してたし、今回くらいはいいかな。

エスカ&ロジーはもちろん、イリスシリーズの男女コンビはほぼ恋人に近いパートナー関係だし(あ、ステルクロロナも仲良しです)、主役であるネルケも、審査官であるロータスとわりと密接な関わりがあるので…今回は百合要素抑えめで、友情とか男女の絆要素が強めな印象でした。

ああー…私、いまめちゃくちゃアトリエで街づくりしてる…みんな可愛い…可愛いよ…(感動)

とはいえ、初回プレイは本当にグッダグダで。最初にきちんと説明や注釈があるんですけど、ぶっちゃけ情報量多すぎておぼえられませんでした。

ランドマークは道に面してないと建築不可、メニューから4大元素が「還元」できる、採取地は△ボタン押してお金を払わないと解放されない…など。独自のシステムも多くて、見逃したり使いこなせないとゲーム進行に支障ありまくりで詰みます。

中途半端に調合&SLG慣れしてる(自称)ので、忙しさにショートしそうになりつつサブ課題も全部消化してノリノリで遊んでたんですが…課題8あたりでどうあがいてもクリア出来なくなり一からやり直しになって愕然としました。

※前述した採取地開放ルールに気づくのが遅れ、序盤そこそこのターン数を無駄にした弊害

うっそ…こんなに時間かけて頑張ったのに全部無駄とかマジで!?

念のために15ターン前くらいのセーブも残してたので、悪あがきでロードして試行錯誤して…本当に無理だと悟った時の虚無感、なかなかにやばかったです。

もちろん救済措置はちゃんとあって、既読イベントスキップ機能+周回ボーナスがありますし、そのトライ&エラーを繰り返して最適解を探る爽快感こそSLGの醍醐味ゆえ、二周目以降の方が断然楽しくプレイできたんですけど。

プレイ期間が100ターンとかなり長めで結構な時間かかるから、ゲームオーバーからの周回が前提のバランスって人によっては心がバッキバキに折れちゃうやつ…

本当にすっごく楽しくプレイできたのですが、以下、多少不便に思った点など。


・ゲームオーバーからの周回プレイ前提の難易度なのに、めちゃくちゃボリュームがあって長い。

・戦闘に参加出来るのは、ザールブルグ三作+アーランド以降の主人公のみ。

・建築物は空きスペースが無ければ動かせないので、途中で大幅なレイアウト変更をしようとすると全部潰して建て直すしかない

・調合アイテムはそこそこ豊富なものの、一部戦闘アイテムと建築材料以外は基本ただの物販用の消耗品で、最終的に一番値段が高いものしか作らなくなりがち

・分岐エンディングとトロフィー回収を目指すと、単調作業になりがちで少々ダルい。

・メインシナリオの重要なイベントにボイスがない

大半がそこに至るまでの過程が最高に楽しかったり、それが出来るようになる頃には問題なくなってるSLGあるある的な不満なので、大した問題ではないんですけど。

どうせクリア後に無限延長プレイ可能になるので、慣れてくると100ターン経過しないとエンディング見れない仕様だけは本気で面倒くさいと思いました。

最後の課題の「あとは好きにしていいよー」な余剰フリーターンがいらない子すぎる…あれ、任意終了できたら嬉しかった。

贅沢言うとキリがないんですが。ザールブルグ三作とアーランド以降のアトリエ主人公以外は戦闘に参加出来ないのはやっぱりさみしかったです。

古めの作品で2Dドットキャラだった彼らの方こそ戦闘で使ってみたかったし、DS版三作キャラとか、エルクローネキャラも出てほしかったなあ…

いや、エルクローネは畑違いな異物すぎて駄目かもですが。でも、主人公と妖精のコンビめちゃくちゃ可愛いし漫才トーク楽しいんですよ…



細かい不満はあるし確実に人を選ぶゲーム性ではあるものの、初代からプレイしてた身としてはひたすら感無量というか…20周年にふさわしい、素敵な記念作品になってたと思います。ありがとうガストさん…ルルアも買いますね…

エンディングロールの演出とか「あー…アトリエが好きで良かったなあ」ってじんわり泣きそうになりました。

すっごく面白かったので、出来ればシリーズ化してほしい。続編とか新作遊びたいです。




長すぎるキャラ個別感想はこちら↓ (追加DLCなどのネタバレ込み)

https://otonoha-or.at.webry.info/201906/article_1.html















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