ルルアのアトリエ ~アーランドの錬金術士4~ プレイ感想

アーランドシリーズ初プレイです。

何回かこの話してるんですが、初代マリーからプレイしてる古参アトリエファンで、マナケミア2・アーランドシリーズ・フィリスは未プレイです。

ハード未所持でプレイしそびれてる間に、アーランドシリーズ(おもに三作目)の散々な噂や感想をいろんな人から聞いてしまい、食わず嫌いを発症して敬遠し続け…まさかの四作目でアーランド初デビューになりちょっとドキドキしてたんですが。

岸田メルさんのキャラデザイン可愛すぎて神がかってる&いつもの牧歌的な優しくてあったかい世界観最高かなー。

ぶっちゃけると、調合や戦闘に関しては過去作のバランスやシステムの方が好きだったし、メインシナリオとか一部の要素に不満たらたらだったんですが。

それを踏まえてなお、ルルアのアトリエ、最高に可愛くて面白い良作でした!!




以下、ネタバレ配慮なしの感想。

※面白かったって言ってるわりに、ごちゃごちゃ愚痴を連ねたりもしてます。


調合&採取:今作には期限がないので日数制限やノルマに戦々恐々とする必要が一切なく、ひたすらマイペースにのびのび遊べちゃいます。金策である酒場(役所)の依頼すら時限制限やキャンセルによるペナルティがない!

ストレスフリーですっごい快適でした。(でも私は時限性のが僅差で好き)

ストーリー上で重要な意味を持ち、やり込み要素でもあるアルケミリドルの解読もそこまで難しいものはなかったんですが…

一部「炎の爆弾を使い続ければ新レシピ解放」のような漠然としたヒントしかもらえないものがあって、少々回りくどく感じました。フラムとタルフラムどっちやねん、的な。

(そこを探るのも楽しみの一つだったんですけど)たまに指定されたアイテムの解釈が間違ってるのか、単に回数達成不足なのかが判断できずに迷走したので、回数くらいは明言しといて欲しかったです。

メインの調合システムに関しても、やり込みするつもりがないならとてもシンプル。採取地に赴き材料を採ってきて、レシピ通りに混ぜてればだいたいOK。自由度の高さが相変わらず素晴らしいと思います。

ある程度システムを把握してくるであろう中盤以降、「覚醒」が解禁され各素材に設定されているカテゴリや効果をある程度自由に付与できるので、ゼッテル(気体)とか賢者の石(魚介類)みたいな、節操なしな素材作りが楽しめちゃいます。PP効果も重複可能。

「なにこれ最高!特性積み放題だー!」って思ったんですが。

最上位特性が強敵ドロップの特性をかけ合わせないと発現しないうえに、ブーストアイテム&属性値の扱いが加わったせいで、そこそこ難解かつ厄介でした。

属性値が相反するもの同士で加算減算されたりするので、いつもみたいに狙った潜在効果を発現させるのがすんなりいかず、かなり面倒くさい!!

そこそこで妥協するならともかく、特性と品質と潜在効果(とPP)…こだわった調合をしようとしたらかなり用意周到な下準備と計算が必要になって、私のポンコツな頭ではオーバーヒートしそうになりました。

色々と大変でしたが「この最強のカレー(竜素材)を素材にして、伝説の鎧をつくってやるぜ!HA-HAHAHAHA!!(巻き込み事故:コオルさん)」みたいな、完全に頭の狂った調合プレイが出来たのは楽しかったです。

※私のゆるいプレイスタイルだと、攻撃アイテムより武器装備作るほうが重要でした。

錬金術無限の可能性秘めすぎでしょ…そりゃ、賢者の石も究極のカレー素材として柔らかく煮込まれるわ…もう最後らへん、ただのカレー無双ゲーでしたよ。ルルアのカレーもしくはカレーのアトリエ。



戦闘:

特定のキャラが前衛にいるとバフ効果が発生する「プライマルアーツ」とアイテムの割り込み使用が可能になる「インタラプト」という耳慣れない要素がいきなり出てきてちょっと戸惑いましたが…二つともわりとシンプルなシステムで一安心。

※後衛サポートに関してはリディスルでお馴染みだったので「あ、今回もあるのか」くらいの感覚でした。

たぶん今回も調合と密接に絡んだやりこみがいがあるシステム&バランスになってたと思うのですが…

難易度NORMALで「遊んでればそのうち諸々のシステムを理解できるだろ」みたいな私のような緩いプレイスタイルだと、終盤までそれらの意義が感じられませんでした。

アイテムの存在意義がやや薄くスキルと後衛サポート頼みでなんとかなる、必殺技ゲージ上昇率が控えめ、コンビネーションアーツが無い、クリア後の強敵ボスが一体のみ。

しかもタイムカード&自動復活系の回復手段も存在しないので、楽に無双できる要素が減ったせいか、戦術を考える楽しさはさておき、爽快感が少々たりないような気が…??

弱点属性やメンバー編成の相性で戦闘バランスが激変しそうな感じはしたので、単に私のやり込み不足なのかもしれません。でも、そこまで検証する気概がないので、カリスマで隠しボス倒して終わっときますね…(虫の息でも勝てればそれで良しとする低い目標)


BGM:シリーズ思い入れ補正がないせいなのか、特に耳に残る曲がなく。「いつものアトリエ曲だなあー」って感じでした。クリア後にフィールドMAP曲がボーカル付きになったのびっくりでした。

ストーリー:イベントシーンが3Dキャラによる動きがややぎこちない人形劇(今回スチルは有るけど立ち絵はなし)なので少々味気ないものの、演出がコミカル方面にやや強化されていて各所で「ふふっ」てなりました。

アトリエシリーズお約束&至高のファンサービスである「シリーズ主人公勢ぞろい!」は今回も健在。

思うところは色々あったのですが…シリーズ初プレイゆえに思い入れや理解度が浅いので、細かい感想は割愛します。きっと前作プレイした人はめちゃくちゃ嬉しいしテンションあがるんだろうなー。

そこも含めて、新主人公であるルルアちゃんと筆頭に各キャラクター本っっ当に魅力的で、ゆるくて優しくて平和なアトリエワールドを今回も存分に堪能できました。

OPにもちゃんと全メンバー出ていて、(メインキャラに関しては)男女平等に扱われて皆仲良くわちゃわちゃしてるし、個性は掘り下げられてるけど変なキャラ付けされて暴走してる人もいない!←個人的にかなり重要

ルルアちゃん、人懐っこくて豪気で人間愛に溢れまくったすっごい良い子なので、誰と絡んでも可愛いのですが。オーレル君との関係がめちゃくちゃ好き…エーファちゃんとの親友の絆もすっごい良い…

かっわ…可愛い。なにこれ、360度全方位どこをどう見ても可愛いさと優しさしかない。


そんな感じで、イベント単位でみるとほんと文句のつけようがないくらい最高でした。


メインストーリーは後半に行くにつれ薄っぺらさと適当チートさが露呈して…(アトリエ的にはいつもの事なのでわりと軽くスルー出来はしたのですが)まあ…その…あんまり面白くなかったです(ごめんなさい)


※以下、ロロナとスティアを多少なりとも悪く言ってるのを見たくない方は飛ばしてください






・「ロロナの娘」設定

「あの」アトリエシリーズで、主人公が特定の誰かと決定的な関係になるとかまず無いだろうと思っていたので、養子設定に関しては余裕で想定内でした。

…が。ゲーム本編でも結構わざとらしく話を引っ張った挙句、中盤以降ようやく登場したロロナさんから明かされた事実が予想外にくだらなくて愕然としました。


ロロナ「ルルアちゃんすっごい可愛くて一緒にいると楽しかったから、養子縁組しちゃった♪」

ルルア「そうだったんだー!?(初耳)なんか深刻な事情でもあるのかと思っちゃった☆」



……

そんなポップでファジーな理由オンリーでわざわざ養子縁組する人おるん??

「前作主人公の子供」って、確かにユーザーの気を惹きやすい&賛否がわかれる浪漫設定だと思ってるんですが。ここまで吹けば飛ぶようなスッカスカ空気な親子関係初めて見ましたよ。

(ゆるふわが売りなアトリエ世界ゆえに)特に貧困や差別に苦しんでた節もなく。在籍していた孤児院の先生や子供たちとの関係も超円満で、あえてロロナが引き取らなければいけない理由がまったく見当たらない。

しかも、養子にしたのはルルアがそこそこ育ってからっぽいので、一緒に暮らした時間もごくわずか。ロロナは大人気の錬金術師で超多忙&教えるのが下手だからと、錬金術の師匠と保護者としての役割はピアニャに(一切の悪気なく)丸投げ。

こんなんで「大好きなお母さん!」「私の可愛い自慢の娘!」とか言われてもなあ…

幸か不幸か親子設定がストーリーに活かされることがほぼなかったので、深く考えずにサラっと流しちゃえばOKなのですが。ロロナの人間性に不信を抱きかねないレベルの適当さだったので、そこそこモヤっとしました。

まあ、二人でキャッキャするフリクセル親子は確かに可愛いので、もうそれでいいです。


・アルケミリドルとスティアの扱い

「困ったことになったと思ったら、アルケミリドルが光ってレシピ浮かんできたー!」で何でも解決するの、幾らなんでもお手軽チートすぎるだろ、と思ったんですが。

途中まではそこがストーリー最大の謎だったし、やりこみ要素としては面白かったです。

でも、それが「並列世界の自分」からの贈り物で、全てはスティアを救うためだったというオチはかなり微妙でした。

いやだって…スティア…確かにキーパーソンではあったんですけど。イベントが少ないので、最後までゲスト扱いでかなり無理があったよ??

封鎖されてる近所の遺跡の扉爆破したら、めっちゃ不自然に畳敷いてくつろいでるふざけた美少女(遺跡管理AI)がいて、正体も事情も説明してもらえないまま何故か居候になり、特に絆を深めるイベントもないまま、さも当然のように唯一無二の存在になっていた…

ええー?????(困惑)

私には、並列世界の歴史改変までするほどスティアへの思い入れが一切なかったし、錬金術が何でもできるミラクルチート要素すぎて、もはや何でもいい&どうでもいいとしか思えませんでした。

挫折も犠牲も一切体験しないまま(あの程度のバッドエンドは数に入れません)、並列世界だの過去だのを自己都合だけでウルトラハッピーに改変しまくれるような物語、何の面白みも魅力も感じないよ…

仮にエーファとスティアの設定MIXされてたら、普通にめちゃくちゃ感情移入できたと思うので、もうちょっと何とかしてほしかったです。


・ED派生について

EDロール前に選択肢が出るマルチED形式で、回収簡単にしてくれたの本当ありがたかったです。でも(セーブ分けたほうがいいよ!って警告は出るものの)、プレイ延長後に見れないのは若干不親切…というか不便でした。


あと、いい加減真EDくらいは集大成かつ大団円感出してほしい。

なんで毎度毎回、一緒に過ごした仲間たちに別れの挨拶もせず、特定の誰かといきなり旅に出る場面だけで終わっちゃうんですか…そこ別にユーザーの想像に委ねなくていいんで…

しかも、今作の旅の相棒はエーファでも師匠でもロロナでもなく、一番繋がりが薄いスティアですからね…「何で君??」感が最後まで付きまとって全然スッキリしなかったです。






~まとめ~

(こんな主観に満ちた不満を垂れ流しておいて、どの口で言うか!って感じなんですが)

ルルアのアトリエほんと最高に楽しかったです!来年もきっと出るであろうまだ見ぬ新作がとても待ち遠しいです。(東の大陸について随分と根回しをしてくれてたので、アーランド五作目が出ると信じています)


まじめな話、一年サイクルで常にこんなに楽しいゲーム作り続けてるガストさん、本当にすごいと思うのですよ…これからもずっと続いていって欲しいなって思うので、DLCも出来るだけ購入するようにします。




~余談~


というか、今回は!なんと!!男性キャラにも!!!平等に同数の追加衣装がご用意されております!!!


えっ…ちょ…どうしたのガストさん!これまで、ロジーさんとスケさん以外ほぼ完全スルーだったのに、何があったのガストさん!?????(うるさい)


正直「野郎の衣装(っていうか存在自体が)どうでもいい」ってユーザーさんも不特定多数いると思うので、売上的にあからさまに差が出て今回限りになりそうな予感はひしひしと感じるのですが…

男女平等に愛でたい派としては叫びそうになるくらいの快挙だったので、せめてもの意思表示として男性キャラの衣装も全部購入しときますね…