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音の葉おれんじ

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音の葉おれんじ
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日常のことをだらだらと書き綴るブログです。
偏ったゲームの長文感想がメイン。

たまたま検索で引っかかって迷い込んだだけ、という方が大半だと思うのですが…閲覧ありがとうございます。気持ち玉(拍手ボタン)まで押して頂いてる方がいて、とても恐縮です。

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蒼き革命のヴァルキュリア(vita版) プレイ感想

2017/04/26 12:52
戦ヴァル未プレイだったこともあり、今作も購入予定にないどころかどんな内容なのかとか全くノーチェックだったのですが。

体験版を何度が出してユーザーの意見をフィードバックして開発してると聞いて「そんなに頑張ってるなら応援的な意味も込めて買ってみようかなー…」と軽い気持ちで予約しました。

PS4未所持なのでvita版一択=最悪、カクカク操作でまともに遊べないのでは?という懸念があり、しかも先行体験版をプレイした人達がかなり酷評してるみたいで…ぶっちゃけ早まったかなと思いつつ怖々とvitaの体験版をプレイ開始しました。

が。うん…全然快適に操作できるね?

戦闘が単調&イベントが細々ロードでぶつぎりなのは気になるけど…シナリオもキャラも良い感じで何だかワクワクする!!(実際はそんな心躍らせるような明るい話ではないんですけど)

期待値底辺からスタートしたこともあり(失礼)、斬新さはないけどそこそこ堅実に作られてると感じたので、なんでここまで評判悪いのか首をかしげてしまいました。

とはいえ、PS4で出すアクション系RPGにしては目新しさがなく凡庸&ストーリー進行も長ったらしい人形劇ムービー(早送り不可)が延々流れる仕様なので、キャラや話に興味がもてないままだと本気で苦行なのは理解できます。

でもPS時代(あ、SFCも遊んだ事ある)から色んなゲームに慣れ親しんでる身なので「いや、ほら、その…クソゲーっていうともっとこう…ほんっっとうに どうしようもなく 度し難いやつの事いうからさあ…この程度でクソゲーとか…」という心境に至りまして(苦笑)

まあ、実際どうなのか気になってる方は体験版でお試ししてみるのが一番かと。

進めていくうちに戦闘の幅は多少広がるし、話もどんどん盛り上がって面白くなりますが…体験版プレイした時点で「で、これ何が面白いの?」と何も魅力を感じなかったなら…おそらくその評価がひっくり返ることはないのでスルー推奨します。

個人的にはすごく楽しめたのですが、擁護しづらいマイナスポイントが多いのも事実で…()




以下、もうちょっと詳細な感想(無駄に長くてすみません)

・戦闘について

前述したとおりあまりに評判悪かったので、バグ頻発&カメラワークや操作性が最悪なのかと思ってたんですが…普通に遊べます。というか、雑魚戦はけっこう楽しいです。

操作は簡単だし、密集した的を咒術やグレネードでなぎ倒すの快感でした。敵が屋根の上にいて追撃が面倒だなー、って時にライフルで撃破するスナイパープレイとかもできます。

ミッションでS評価狙ったりお気に入りのキャラを強化したりするのも、単調作業ながらわりとムキになるのですが…テクニカルな操作や戦略を駆使した奥深いバトルを求める方には物足りないお手軽さかもです。

そして…残念ながら、ボス戦は微妙!

ヴァルキュリアに関しては、ゲーム中最大の驚異である死神なので理不尽な強さなのは納得いきます。それに対抗すべく結成されたA・V部隊の面々が敵の一般兵と相対したらわりと無双状態になるのも設定的にはありだと思います。

…が、帝国4将戦もうちょっと何とかしてほしかった。最後のやつとか、HPがゼロになっでも戦闘継続して勝手にHPが自動回復するバグだか仕様だかのせいで、本気でイライラしました。嫌がらせみたいに何故かあそこだけ連戦の合間にセーブできないし!!(怒)

良い感じなデザインの咒機を乗りこなしてるのに、固いし面倒なだけで見た目ほど面白味がある攻撃してこない。本来なら、何度も挑んで攻略方法を編み出すべきなんでしょうが…

レベルさえ足りていれば死んだ魚のような目でボタン連打してれば何とかなっちゃうので、アクション要素にさほど執着がないヘタレゲーマーからすると「もう勝てたしこれでいいわ」くらいの気持ちでした。

マクシムに関しては、もうカサカサ動き回ってウザいの一言に尽きますね。弱点咒術を使える状態で戦闘になった時のウザさときたら…殺虫剤まきたくなった(おい)

あと、咒術が戦利品としてどんどん手に入る仕様のせいで、装備品の合成や戦果報告でもらえる報酬がほぼ要らない子なのも残念です。上位咒術もいらなかったんじゃないかな…ただでさえ種類豊富なのに、咒術名の互換差分が多すぎてややこしいことこの上ない。

そして、仲間のAIがお馬鹿さんすぎてぜんぜん使えない!!マニフェストで多少はカスタマイズできるけど、そんな劇的な変化は感じられませんでした。

アムレート(操作キャラ)が敵をばたばたとなぎ倒している後ろで、互いにマウントを取ろうとして及び腰でジリジリと牽制しあう仲間と敵兵…という図が大変シュールでございました。「いいからさっさと攻撃しろおおお!!」と後ろからまわし蹴りいれたくなることが多々ありました(笑)

ちなみに、私は途中からやたら敵が固くなって作業感が強くなってきた7章あたりで難易度下げました!(戦闘自体はさほど苦痛じゃなかったんですが。話の続きが気になりすぎてサクサク進めたいという誘惑に負けた)

本気で駄目なら難易度下げちゃえば何とかなる…という私の目標意識(?)の低さを差し引いても、やっぱり他の作品と比べるとアクション部分やバランス面が大味で色々と惜しい印象でした。


・キャラ・シナリオについて

まず…前提としてこのゲームは大部分が一昔前的な紙芝居な人形劇ムービーで占められてます。多少の身振り手振りはあれど、3Dマネキンなキャラクター達がほぼ棒立ちで会話してるだけの物を数十分見せられ続ける仕様に耐えられない方は多々いらっしゃるかと。

でも、私はすごく楽しめました。復讐劇としてはなかなか良く練られてて話の運び方が巧い!と唸る場面も多々ありました。

事前情報を仕入れてなかったこともあり「この主人公、いかにも周り見えてない復讐鬼ぽい風体だし…さぞや見苦しく独善的な復讐劇がくりひろげられるのだろう…」なんて思ってたんですが。

大罪人である彼らは本来は気のいい才気あふれる若者で、ものすごく好感を抱ける人物像に仕上がってて、夢中でシナリオを追いかけていました。仲間であるヴァナルガンド隊の皆様もめっちゃくちゃキャラクター濃いけどいい人ばかりで大好き…!!

もちろん、復讐に身を投じたせいで自滅に向かって全速力で駆け抜けていくようなお話なので「え、いまさらそれ言っちゃうの?」とか「いや、もっと上手いやりようがあるでしょ」とツッコミいれたくなる場面も予定調和(あ、不和か)として多々ありましたが。

他人事なら何とでも言えるだけで、孤児院というより所を失った彼らのやるせなさとか心の痛みは存分に感じ取れるので「間違っていると知っててもそうするしかなかったんだ…!!なにこれ切ない…!!」と素直に憤りや哀しみを抱けるシナリオでした。

キャラクターの掘り下げに関しては昨今のRPGでもかなり丁寧な部類だと思われ、ニヤニヤしたりクスっと笑えるイベントから、切なさに胸が詰まるイベントまで、多種多様に用意されていました。

…が、一部かなり重要なイベントが有料ダウンロードコンテンツになってるのはちょっとマイナス要素ではないかと思います。特に、某キャラ離脱後の妹さんとアムレートの会話とか、先生とヴァルキュリアの会話とか。これは普通に入れとこうよ!!

あと、レアチーズ王子マジで要らない。主義主張があんなに支離滅裂なキャラクターそうそういない。

そんな感じで、部分的な不満や矛盾は当然あれど群像劇・復讐劇としてはかなり見応えがあるストーリーだったんですが。反面、ヴァルキュリアとか咒歌の扱いが軽いような気がしたのは残念でした。

特に、ヴァルキュリアとか重要キャラだったのに…皇帝を排する時の障害であり、ずっと追い求めていた母代わりの恩人であるという側面ばかりがクローズアップされていて「本来はどういう存在だったのか」が消化不良のまま。

咒歌の設定も曲の素晴らしさはさておき、取ってつけたかのようなご都合ファンタジーっぽくなっただけで、何か色々と浮いてた気がする。できれば、

オフィーリアの咒歌がヴァルキュリアに対抗できるというなら、戦闘時のあの厄介な即死攻撃を打ち消すくらいの特効は付けてくださいよ…あと、個人的な好みを言わせて貰うと、歌詞は日本語じゃない方がよかったかもです。

アスラウグさん(?)が「過ぎたる技術はやがてこの星を滅ぼす!蒼き石の力を使う人間どもを粛清するのがわが使命!!」みたいなRPGにありがちな裁定者ノリで命題を抱えてるのはうっすら理解できたんですけど…

実状:皇帝の言いなりで戦場で暴れてるだけな帝国の手駒の死神(説明する気は一切ない)VS皇帝絶対許さないマンの主人公(他の事など気にする余裕は一切ない)

うん、そりゃ話広げようがないわ!!

タイトルにまでなってるのに「ヴァルキュリアとは結局…?」と疑問符だらけだし、正直キャッチコピーの死に抗うも「え…いや、帝国には抗ってるけど、死に抗うってほどでは…」みたいな感じでそこそこ詐欺感はあるんですが。

投げっぱなしというよりは「ああ、そんなネタ振りもちょろっとされてたね」くらいの感覚でスルーできちゃうくらい、このお話の主題は「居場所を理不尽に奪われた孤児たちによる復讐劇」であり、それに関してはやりきってくれた感はるのでまあいいかな、なんて思ったり。

もしかしたら、続編前提で次回作ではそのあたりを掘り下げる予定があるのかもですね…

最後の結末といい、特定条件を満たせば見られる後日談といい…シナリオ面でも中々に賛否両論であろうと思われるのですが、少なくともバトル部分よりは好意的に評価する方が多いんじゃないかなと。

以上、長々と語ってしまいましたが蒼ヴァル総評!

いわゆるキャラ萌え・シナリオ重視なノリでワクワクハラハラしつつ、戦闘もそれなりに楽しめました。もう一工夫あれば…!と思わなくもないのですが、昔ながらのRPGが好きな身としてはさほど引っかかるほどではなく、素直に買ってよかったなと思ってます。もし続編が出るなら是非応援したい。

そして…すみません、こんだけだらだら語っておいてなんですがキャラクターがとても魅力的だったのでキャラ別感想もやりたい!ので、別の記事で作成します。




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大正・対称アリスall in one epilogue 感想

2017/04/25 12:50
対アリ、最っ高に面白かったです!!


本当にお見事!!としか言いようのない緻密で大胆なシナリオ構成に脱帽&平伏です。クリア後に全力でスタンディングオベーション状態になってました。

ところどころ、物語がつぎはぎのように破綻していたり穴だらけでぶつ切りな印象をうけるのはどうしてなのか。魔法使いさんとアリス君はどういう存在なのか。百合花ちゃんの一途で献身的な恋心の裏にどこか強迫観念じみた救済の意思を感じるのは…?家族構成がルート毎に違うのには何か法則性が…?

そんなふうに、大小いちいち挙げていたらキリがないくらいの違和感のすべてが伏線だった。
これ本当にすごい。

「もしや、アリステアくんと百合花ちゃんって双子とか同一人物…?」なんていう可能性も考慮していて、もしそうならあまりに闇が深すぎる物語になってしまう…!!と勝手に戦慄してたんですが。

さすがに乙女ゲームだけあってそこまでエグい仕様ではなかった!!とホッと胸をなでおろしました。幼少の頃に出会ってお互いがかけがえのない支えになる設定、王道ベタだけどとても好き!(笑)

アリステアを救うために有栖川百合花がプロデュースした物語…と思わせておいて、実は彼女の為にアリステア君が自身を変革しようとしたからこそ生まれた状況だった…という事実にも少し驚きました。

まあ、読みが甘すぎたゆえに結局は百合花ちゃんがテコ入れ無双するカウンセリングストーリーになってしまったみたいですが。終わりよければ全て良し!ですよね。

有栖川百合花さんのスペック高すぎる狂気めいた恋心はとてもいじらしく、ふるえが走るくらい恐ろしかったです(好き)

もう、出だしからクライマックスというか…ここまで物語を追うことでようやく会えた&捕まえられたアリス君に感無量でした。目覚めさせるときの上から目線な動揺っぷりが死ぬほど面白かわいかったです。

君が赤ずきん寄りのヘタレなのはよく存じ上げているので、ちょっと落ち着けと(笑)

ただ、総集編としてこれまでのエピソードで判明していた事実をおさらいとばかりに何度も見せられるのはちょっと閉口したというか…そこは自力で整理して噛み砕くから、出来ればアリス君やアリステア君のお話にもっと尺を割いて欲しかったなー、なんて思ったり(すみません)

クリア後に見られる百合花ちゃん視点の補足エピソードとか、とくに真新しい発見もなく蛇足だったし。同じ蛇足なら、私はむしろアリステア君が目覚めたあとのお話が見たい!!!

正直、彼の心に負ったダメージはけして癒えないし、乗り越える事もできない類の傷ではないかと思うので、何が最善だったのかなんてわからないのですが…アリステア君の出した結論に関しては、納得はできない事もないけどちょっとモヤモヤが募りました。

これはあくまで「王子様達を救うおとぎ話」で、現実で目覚めたアリステア君と百合花ちゃん達のその後のお話はフォロー外です。分裂した人格達は無事に生存権を得て幸せに暮らしました!みたいにも捉えられる終わり方がちょっと…(ひねくれた解釈しちゃって申し訳ない)

この手のお話って、人格統合すると各キャラが主人格に吸収されて消滅しちゃう展開になりがちなので、そうならなかったのは素直に嬉しかったんです。対アリス君用の専属ヒロインがちゃんといて本当に良かった!!

でも、それが自分の心の中で起こした改革であり変革であるなら…もうちょっと上手に折り合いをつけるというか…ご都合展開サービスしてくれたってよかったんじゃないかなと。

アリステア君が昏睡状態になったのは現実にいる百合花ちゃんを救う為だったはずなのに…結局は自分の心の中のバランスを保つために、彼女と出会った頃の記憶を犠牲にしちゃったみたいに思えて「もうちょっと頑張ろうよ!?」と思ってしまって。

大正デモクラシーと強引に結びつけられて「えー…そこは別にいらなかったなー」ってなったので余計に(苦笑)

もちろん、現実の百合花ちゃんは彼の選択を全て肯定して受け入れるんだろうし、間違いなく大団円なんですけどね。

色々と文句言っちゃったですが、そんな個人的な不満など些末な事で大正×対称アリスほんとうに面白かったです!無事に決着をつけた上で、幸せそうな彼らが見られて本当に嬉しかった…

ごめんと百合花ちゃんに謝る白雪くん、不幸だったわけじゃないと呟く魔法使いさん、虹の橋のお話をするアリス君あたりにちょっと泣きそうになりました。

そんなわけで、対アリは全キャラ愛しいのですが…白雪君とアリス君&色々とずるい魔法使いさんが特に好きです。が、グレーテル君も好きなので…百合花ちゃんに関わってる部分のアリステア君が特に萌える!!というのが正解なのかもしれません。



あの、ところで…下世話な話になって申し訳ないのですが、魔法使いさんは結局百合花さんとしてない…んです?よね??

これ、CERO的な問題とか乙女ゲーム的な配慮でテコ入れでも入ったんでしょうか…そうでもないと、あの時なんで脱いだまま寝てたの百合花さん…みたいになって、逆に不自然な気が。PC版から変わったとか…?

人格が入れ替わってる時の状態を本当に他人と見なすか否か、でアリステア君が受けるダメージの度合いと種類は違ってくるかもですが。私は事実関係があったって方が魔法使いさんの拗れっぷりとか百合花さんのクレイジーさが際立ってて面白いかもなーと思ってました(ひどい)




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大正・対称アリスall in one エピソード3 感想

2017/04/25 12:50
物語の真相に加速して近づいていく衝撃感がすごかったです。そしてOPのアレンジがそれを反映するかのようにエレキギターでギュンギュンしてるのも面白いなと思ったり。

〜白雪編〜

こういう何考えてるかわからない淡白不思議系の毒舌キャラ好きです!そして、百合花ちゃんに対するやる気の欠片もない雑な対応見ててちょっと楽しかったー。攻略対象は基本そっけない態度からスタートするくらいが良い派。

…まあ、実際は白雪くんも百合花ちゃんの事を憎からず思っているとわりと即ネタばらしされちゃったんですけど(笑)

百合花ちゃんの猪突猛進な恋する乙女っぷりはもちろん、無気力な白雪君がそんな彼女に見合う王子様になろうと頑張る姿、どちらもとても微笑ましかったです。

白雪君が重度の拒食症を患っているのは他ルートでも触れられていて、かなり長期に渡って何も口にしてないとかヤバすぎるし、たぶん虐待とかで食に関する辛い過去があるんだろうとは思ってました。

…が、その辺りの事実関係が想像以上にヘビーでかなり衝撃的でした。

確かにこれが彼の身の上に実際に起こったことなら、別人格を作り出して夢の世界に逃避してもおかしくない。でも、そこから導き出される様々な真実があまりに残酷すぎる!!

赤ずきんルートと酷似してる…というか、あちらでブツ切りしてぶん投げられてたエピソードをなぞりつつ再構築してるかのような流れにも違和感をおぼえたんですが。それよりなによりお母様がヤバイ。

表面上は「こんな浮世離れした母子は物語の中にしかいないよ…」と言いたくなるくらい綺麗でメルヘンなのに、秘められていたものが毒のようにじわじわと侵食して虚実が反転する過程にゾワっと鳥肌がたちました。

お土産でもらったパイが腐ってたり、蝶の髪飾りが蛾に変わるシーンはわりと本気で鳥肌がたちましたし、極めつけが腐乱死体になった母親と生活してたとか…

物語の構成と伏線の張り方が巧妙なので、ある程度予想がつくのにそれでも驚かずにはいられなくて。作り話であってほしいエピソードが現実に起こったものである事がとても辛かった…

おそらく、彼と魔法使いさんだけは、自分がどういった存在であるかを「把握・認識」できているみたいで、それを踏まえての言動が切ない。夢から醒めても君を好きになるとか…白雪くん…!!

アリス君と猟師さんとおおかみ君はたぶん現実世界の人だろうと思ってたのですが。一応は「有栖川百合花」も実在する人物っぽくて少し安心しました。

いや…白雪君の母親が生活苦によって心を壊してしまい、息子をモデルに理想のお姫様とのおとぎ話を妄想してる可能性とかも一瞬考えたんですよ。でも、仮にも乙女ゲームなんだし、ヒロインが妄想の産物とかいう虚無な展開はさすがになかった!(笑)

いや、これはこれでじゅうぶん型破りですけどね!?
物語の全容はだいぶ見えてきたし、概ね予想通りではあるもののかなり途方も無い話ですよねこれ…

あと、つっこみ出すとキリがないので感想では割愛してるんですが。全体的にギャグ的な応酬が面白すぎてとても好きです。主にアリス君との会話。でも。今回のMVPはグレーテル君の緑は不人気からの一連の発言でした。キレッキレすぎる(笑)

いよいよラスト二名!まだ色々な謎が残ってるし、魔法使いさんと紡ぐおとぎ話がどんな展開になってるのかすごく楽しみです。




〜魔法使い編〜

最初から特別枠というか…原作であるおとぎ話に出てくる場合はそれに沿って必要な役割を演じ、そうじゃない時も強引に物語に参加していた魔法使いさん。

お話をハッピーエンドにするための強制介入力としての役割を担っていることが示唆されていていたし、「攻略対象である王子様が、お姫様であるヒロインと恋をして救われる」という予定調和が絶対にして暗黙のルールなのはここまでのお話でだいたい察しました。

なので、正直もう婚約者入れ喰い逆ハーレムとか脅迫による茶番劇とかもういいからさっさと真相をつまびらかにして欲しい…と冒頭の探偵と引く手あまたなお嬢様を演じる彼らにちょっと焦らされてヤキモキしてたんですが。

「他の攻略キャラを袖にし続けなければいけない」という構成に加えて、本来なら救済対象である魔法使いさんがそれを拒否してる…というより、ヒロインの百合花ちゃんより上位であるというのを言外に示唆するかのように振舞うので、全然恋愛してる感がない!(笑)

ぬるま湯のような逆ハーレム状況から抜け出そうとしないヒロインを嘲笑いながら観賞しているように思えて、魔法使いさんの迂遠な悪意と怒りがじわじわとこっちまで浸透してくるようで少し苦しかったです。

現実にいらっしゃる「有栖川百合花さん」の容赦のない決断とふるまいによって、とんでもない貧乏くじを引かされた魔法使いさんの心情を思うとさもありなん、って感じの衝撃の事実が明かされていき…

うわあああ、しんどい。これは色々と途方もなく辛い。


現実にいる百合花さん本当に健気で一途なんだけど、めちゃくちゃエグいですね…魔法使いさんにとってはあまりに残酷すぎる女王様だ…

どこまでも報われない片想いに殉じる魔法使いさんは当然、「ヒロイン」である彼女の手を拒んでいたんですが…すべてを知ってなお傍にいることを選んだ百合花ちゃんが、意趣返しとも取れるようなささやかな救済を行ったのが最高に素敵だなと思いました。

そうか!あの猫ヒロインちゃんだったのか!!…という事実に気づくと、めちゃくちゃ切ないしときめきますよね!!ハッピーエンドではないけど、魔法使いさんにとってはこれがベストに近い結末。

意図的に時系列がシャッフルされ、事実関係が秘匿されてるせいでずいぶんとこんがらがったお話になってたのですが、つまるところ「解離性人格障害のアリステア」と言う少年に恋した「有栖川百合花」が彼を救うために仕組んだ物語だった、という本題があかされてずいぶんとスッキリしました。

あのとんでもない不幸エピソードの全てが、まだ10代の少年の身にふりかかった実話だとは信じられなくて、同一人物という可能性は低めかな?なんて思ってたんですが。まさかのまさかだった…

多重人格が実際にある症例なのは知ってるし、他の作品でも何度か触れた事があるテーマだし、なによりここまでの伏線でそれとなく示唆されていたので予想も覚悟もできてたんですが。

こんなふうに人の心に他者が干渉して人格を都合よくポンポン作って改竄介入できるというのが、さすがにすんなりとは受け入れられず「ええー…そんなのあり…?」ってなりました(すみません)

催眠による治療法もあるって聞いたけど実際のところはどうなんだろう。もちろん、これはフィクションだからツッコミいれるだけ野暮なのですが。知識不足ゆえに逆に変なところが引っかかってしまった…

とはいえ、数々の仕込みにじゅうぶん過ぎるほど驚いてびっくりして衝撃が走りました!対アリはヤバイとは聞いてたけど本当にヤバかった!!すごい!これはヤバイ!!(語彙力ー!!)

結局、アリス君は何者なのか、百合花ちゃんとはどういう関係なのかなど、まだ詳細が明らかになっていない事がちらほらあるので、ワクワクしつつエピローグ行ってきます!!どうか、皆が幸せになる結末でありますように…!










大正×対称アリス episode3 通常版
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大正・対称アリスall in one エピソード2 感想

2017/03/18 22:29
事前に色々とヤバイと聞いていたエピソード2ですが、確かに色々とやばかったです(笑)

〜かぐや編〜

各キャラクターの立ち位置がルートごとで違ってくるという法則はなんとなく理解してたんですが。自ルートのかぐやさん想像以上にダメ人間度がアップしてて愕然としました(笑)

いやー、彼女に平手打ちくらって豪快にフラれた直後、その場にたまたま居合わせたヒロインを口説いてくる攻略対象斬新だなー。新しすぎて面白いわー。

それはそれとして…お前のようなチャラい男に百合花ちゃんは任せられないのでとっとと月にお帰りください。

はっ…しまった、乗っかるべきだってのはわかってたのに思わず素で断ってしまった!※即行バッドエンド

ほんと、毎度毎回ダメ男に自ら率先して喰いついていく百合花ちゃんの肉食恋愛脳スタイル、心配になってきたんだけど。本当にこれでいいのか…?このルートに限れば、シンデレラ兄さんの方が間違いなくいい男だと思う。

そんな感じで「えっ、今から何が始まるの…?」と困惑するところから始まって、ひと筋縄ではいかないシナリオ展開がとても楽しかったです。

出会い方があまりにも胡散くさかったので、私の中では不信感バリバリだったかぐやさんなのですが、予想に反してとても良い人!八方美人ではあるけど、繊細な気づかいを見せてくれるし誠意もある!そしてどこか謎めいていて掴みどころがない…

なるほど、これは女性関係のトラブルも起きるだろうし、百合花ちゃんが惹かれるのもわかる。なんちゃって京都弁な喋り方と浮世離れした着物姿もあいまって、癒しと色気と陰が絶妙なバランス。かぐやさんすっごく好き!とあっさり前言撤回しちゃったんですけど。

でも…あの…その…この兄さんちょっと扱いが面倒くさすぎませんかね。

繊細なかぐやさんにはありとあらゆる場所に大小さまざまな地雷が仕込まれてて、少しでも踏むところ間違ったら色々と爆発してしまう…ワレモノ危険…取扱い注意…天地無用…(配達物みたいに言うな)

途中分岐するバッドエンドがやたら多いせいで、魔法使いさんウキウキ大忙しじゃないですかやだー状態!攻略が難航して変なテンションになってましたよ(笑)

「これはもしや、女性にだらしない王子様に惚れこんだ百合花ちゃんが、元カノをちぎっては投げして身辺整理して幸せを掴むお話?なにそのフェアリーテイル感ゼロな地獄絵図!!?」とか思ってたので、もののみごとに騙されましたね。

言動が妙にふわふわしてるのは、単に記憶喪失で途方に暮れてたからだった、というところから彼が抱えている問題が見え始め…洒落にならない不穏な真相が明らかになっていく過程がすさまじかったです。

うさぎと仮面にまつわるお話。かぐやさんの愛を得るためには、彼が出す難題に全力でお応えしなければならない。失敗すれば月に帰ってしまう…おとぎ話らしからぬ悲惨な過去が、原題であるかぐや姫に上手にかけられてて背中がゾワっとしました。

だからって服薬のち入水自殺図ろうとする王子様VS包丁で腹抉るお姫様はどうかと思いますけどね!?唐突に始まる愛のヤンデレ劇場…

いや、そこは普通に交換日記帳でおもいとどまってくれ。どこをどうやったら包丁という選択肢がうまれるの。そしてそれが最適解ってどうなの!?とvita片手にツッコミ入れまくりでした(笑)

不幸すぎる過去が原因とはいえ「自分にとって最高に都合の良い女の子」でないと愛せる自信がないかぐやさん、相当厄介で拗らせてるなと思ったんですが。

そんな無茶ぶりに全力でお応えできる百合花ちゃんの察しの良さと行動力が、彼の厄介さをなぎ倒す勢いで本当にすごい。あまりに出来すぎていて狂気すら感じる。

彼女の愛情表現と覚悟があまりに壮絶すぎて、バッドエンドの嵐を踏み越えてエンディング迎えた時には顔覆ってしくしく泣きつつ「末長くお幸せに…」としか言えない状態になってました。

相手が好むリアクションを返して好感度を上げるのが乙女ゲームの基本中の基本だし、メンタルケアが恋愛過程の一環になってるのもよく見るパターンなんですけど…

そのシステムが、かぐやさんの本音に気づいて応えてあげる為の引っかけというか、心の傷を癒してハッピーエンドに到達する為のギミックになっているのすごく面白いなと思いました。

しかしこれ、やっぱり「誰か」が負った心の傷を癒す為に作り上げられた創作劇なんでしょうかね。幼少期のトラウマによる人格分裂とか、そっち寄りの危うさが漂ってきたよ…

そもそも例の元カノ達、お話の途中から恋人ではなくただの里親とか身元引受人になってたし、相変わらず色々と無茶で強引な展開でプレイ中常に違和感がありまくりです。

全部が全部作り話…というのではなく、現実にあった出来事を混ぜ込みつつ、童話風の物語に仕立てて都合よくハッピーエンドに改変するのが目的なのかもしれない。

まあ、誰が誰の為に何故そうしているのかは全然わからないし…あれこれ予想して真相が全然見当ちがいだったらかなり恥ずかしいけど、この予想たぶん合ってる気がします。

ぐるぐると考えつつ次のルートへ。


〜グレーテル編〜

他のシナリオでも中々にクセが強いキャラだったグレーテル君。一体どんな感じのおとぎ話&恋愛になってるのか結構ワクワクしながら始めたんですが…

いきなり監禁されてるよキャッホウ。

いやでも、衣食住保障されてる好待遇な監禁とか乙女ゲームやってるとわりと遭遇しますね。ヤンデレ弟キャラ的に王道エピソードといってもいいくらいです。うん、よくあるやつだわ。

…と、我ながら嫌な慣れでスルーしようとしたんですがごめんやっぱ無理。

頼むから、君達がどんな関係でどういう状況なのかちゃんと説明して下さい。原作的には正しいかもだけど、なんでいきなり姉と弟になってるの!?ぶっとんだ状況すぎてあれこれツッコミが追いつかないー!(笑)

そもそもいきなりお姉さん監禁して、性的な意図はない(いや実はバリバリ有った)にせよスカートの中に手を突っ込みストッキング着脱プレイしだす攻略対象とかあますところなくアウト!!

全力で姉さんへの愛を叫ぶグレーテル君が逐一ヤバすぎて、ものすごくドキドキしました。※notときめき

そして、可愛い弟がする事ならオールOKとばかりにノリノリで応戦する百合花ちゃんも通常運転でかなりイカレてました。もう恋愛過程とかクソくらえすぎてどういう反応をすればいいのかわからない。

とか言ってみたものの…こちらも前ルートでお腹抉って修羅場くぐり抜けてきた直後なわけでして(笑)グレーテル君と百合花ちゃんのキレッキレの会話応酬が面白すぎたこともあり、意外とあっさり順応できてしまいました。

わーい、義理の姉弟で監禁ごっこたっのしー!着ぐるみ百合花姉さん可愛いー!(だいぶ対アリ世界に染まってる)

それと併せて、シナリオ展開や彼らの置かれた状況に感じる作り話めいた違和感が更に強くなっていたりもして、このルートもまた常に首をひねりながらプレイしてました。

血の繋がってない姉弟で両思いというシチュエーション、普段の私なら「え、じゃあさっさとくっつけば?」と一刀両断してしまうんですけど。「姉(家族)」という存在に執着するあまりに色々なものを拗らせてるグレーテル君の苦悩がなんとも言えず…

まるで腐りかけの果物みたいなドロドロした甘さと不気味さがありました。うわああ、グレーテル編やばい、色々とヤバい。

これまでの百合花ちゃんは、攻略対象を全力恋愛パワーで救済してて「まさにお姫様にしてヒーロー!」って感じだったのに、今回むしろ彼女自身がグレーテル君にとって有毒であり悩みの種になってるのは面白かったです。

「優秀な姉」「盲目的なまでに恋する乙女」「魔女」という三役をまとめてこなす百合花ちゃんほんと魔性のヒロインだなあ…と戦慄が走りました。

そして今回もまたヘンデルとグレーテルという原作に上手く絡められてはいたものの…これまでのシナリオで一番「現実味」を感じるエピソードでもありました。

義理の姉弟のギリギリの思慕と執着に始まり、ほんっとうに生々しい要素が盛りだくさんだし…なにより、これまでの彼が常に口にしていたキャンディーという名の薬物と兄さんの存在が特に決定打。

強姦未遂とかのエピソードはたぶん「グレーテル編の世界」だけでなく、おそらく存在するであろう「対アリの現実世界」で実際に起こった事件っぽいなあ…

この物語を多重人格的なものを患っている「誰か」が空想の物語に逃げ込むことで心の傷を癒しているものだと仮定すると、各所で感じる違和感にすごく納得できる。

OP映像もふまえると、どのルートでも当然のように存在し攻略対象達と対話しているアリス君こそが主人格だったりするのでは…?と思ったのですが。でもそれだとグレーテル君のエピソードだけやや異質で、他のキャラ達とイマイチ繋がらないような…そもそも、百合花ちゃんは一体?

もう、真相がすごく気になります!!移植版ゆえにまとめてプレイ出来るのが本当にありがたいです。

そして、今更なんですけど…このお話なんでタイトルに大正って付いてるんでしょうかね。

世界観もおとぎ話っぽいファンタジーと見せかけわりと現代っぽいし、台詞の至るところにメタ系スラングが飛び交ってるから、どう考えても大正時代が舞台のお話ではないと思うのですが。…はて??





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大正×対称アリスall in one エピソード1 感想

2017/01/22 23:32
タイミングが合わずプレイしそびれていたのですが、vita版をようやく開始。


※いつも以上に理屈っぽい考察とか色々と言いたい放題してる感想になってます。

このライターさんの前作品(死神と少女)が面白かったので、対称アリスも絶対プレイするつもりでした。できるだけ真っさらな状態でシナリオを楽しみたかったので「性別逆転おとぎ話」「ヒロイン超アグレッシブ」くらいのざっくりした情報しかないままプレイ開始しました。

プロローグでいきなり記憶喪失で真っ暗な場所から始まり、ああやっぱりただのパロディ的なお話ではなさそうだなあ…とワクワクしてたんですが。

あー、ごめんアリス君。後でいくらでも付きあうから、とりあえず今は話進めてもらっていいかな?不必要な情報が多す…いや、だから、あの…

あー!!!!いいからちょっと黙れ小僧!ガムテープで簀巻きにしてやろうか!!

………大変失礼しました。

どうしよう…メインヒーローにして物語の重大な鍵を握るであろう少年の第一印象が「ヤバいこいつウザい」に落ち着いてしまった…

いや…私こういう偏屈でヘタレっぽいキャラわりと好きですよ?でもさすがに出だしから全力で中身のない罵倒をたたみ掛けてこられると、掴みがよろしくないというか(笑)

あえて空気読まない能書きマシンガントークを展開し、プレイヤーに状況を把握しづらくさせてるのかもですが。本っっ当に何が起こってるのかほとんどわからなくて、アリスこの野郎な気持ちになりました。

しかし百合花ちゃん、私が予想してたより大人しい…アリス君を軽くあしらって完全に彼女のペースで会話が進むのかと思ってたのに、リアクションがものすごくマイペースかつ従順だから、なんか掛け合いのテンポがイマイチ。

でも、百合花ちゃんにとって彼が特別な存在だというのは理解できたような気がします。やっぱり誰かの見てる夢の中とか空想の世界だとか、そんな感じのお話なのかな。


…と言う事で、エピソード1開始しました。


〜赤ずきん編〜

百合花ちゃんはさっきとは全然ちがう設定のヒロインとして登場。なるほどー。じゃあアリス君も途中で登場人物の一人として出てくるのかな?…と世界観を頭に浸透させるために情報を整理しようとしてたんですが…

「警視庁捜査一課の赤ずきんだ」

えっ…あっ…ごめんちょっと待って。そんないきなり自己紹介で大暴投されても脳内処理が追いつかない。

クールなイケメンが「赤ずきん」とか真顔で名乗ってくる時点でだいぶ面白いんですけど。名は体をあらわすとばかりに、ご意見無用な真っ赤な頭巾スタイル。極め付けに職種が警察。 よ り に よ っ て 警 察!!!

ないわー…シリアス感台無しにもほどがあるわー。もう、この時点で犯人捜しとかコメディにしか思えない(謝れ)

そもそも、脅迫状が来たくらいで自宅に単独で聞き込みに来て、あまつさえ住み込み24時間体制で警護にあたる警察官なんていてたまるかー!!むしろお前犯人だろ!!

…ということで、初回の選択肢は問答無用で丁重にお断りしたら、何の脈絡もなくいきなり魔法使いさんが出てきて怒られ、バッドエンド直行しました(合掌)

百合花ちゃん頭良さそうなイメージだったので、こんな非常識な提案にのっからないと思ったんだけど…このお嬢さん、びっくりするくらい肉食恋愛脳だ!!!(笑)なるほど。おとぎ話のセオリーに則って「理由なき一目ぼれもご都合展開も上等!!」な姿勢で突き進むのが正解なのか。

そんな感じで、狙われたご令嬢とそれを護衛するイケメン警官によるミステリー風ラブコメという体裁で話が進んでいくわけですが…

うーん、これ…明らかに脅迫状騒動は狂言で、どう考えても猟師さんが彼女のお兄さんでオオカミ君も一枚咬んでるよね。百合花ちゃんか赤ずきんさんのどちらかが、一目ぼれした相手とお近づきになりたくて茶番を仕組んだとか…?

もう疑心まみれで色々と考えながら進めてたんですが、中盤で赤ずきんさんがまたしても予想外の方向に大暴投かましてきたせいで、真面目に考察する意志が吹っ飛びました。

赤ずきんさん、謎の多い真面目クール青年と見せかけまさかのギャグキャラ。

うーわー、童て思春期こじらせてるー。うわあ…鼻血出たー…っていうか、噴いたああああ!???(うるさい)

ティッシュという単語だけで鼻血。これ乙女ゲーの攻略キャラ的にありなのか?と一瞬真顔で考えかけ…すぐにありだな!という結論に達しました(笑)

イケメン台無しだけど、なんか色々と面白いしかわいいですよね。彼がうろたえようが鼻血ふこうが全然気にせずグイグイ迫っていく百合花ちゃん本当に最強すぎる。

終盤一気に怒涛の種明かしがきたんですが…なんだろう。脅迫状関連についてはもう最初からわかってたし、赤ずきんさんとオオカミ君の誤解によるすれ違いに関しては…正直あまり感銘をうけず、なし崩しで大団円を迎えてた感が。


百合花嬢と赤ずきんさんのやりとり微笑ましかったし、この手のコメディノリ大好きです。最後の告白とかニヤニヤしました!オオカミくんもすごく良い子!

ただ、少なすぎる登場人物&強引なストーリー展開のせいで、仕込みがほぼ全部見えてる「ドッキリ大成功」に付きあわされてるような白々しさはイマイチでした。でも、これは私が裏の裏まで読もうと警戒心バリバリだっただけです。

それを差し引いても『この世界において獣の耳が生えた人間がどの程度異端なのか』という説明が一切無かったのは結構気になりました。

彼が孤独だったという悲劇性に説得力が薄くて、百合花ちゃん達ほど赤ずきんさんに同情的になれなかったんですよ…子供の頃の勘違いで逆恨みこじらせるの良くない!(笑)

あと、もしかしてこの世界の「猟師さん」って…純粋に森で狩りをする人のことじゃないんですかね。やたら含みがあるというか…社会的地位がかなり高い職であるかのようなニュアンスを感じたのですが…

単純に原作で悪いオオカミから赤ずきんちゃんを助ける役柄だから作中でも英雄扱い…って感じでもなかったような。

途中で物語を強引にサポートする立場で不自然に現れる魔法使いさんやアリス君。そして「猟師」という職業のお兄さんの存在、物語の肝であるはずの赤ずきんさんの設定や母親の人物像がえらく大味だったことがちょっと引っかかったのですが…さて。


色々と考えつつ次のエピソードへ。



〜シンデレラ編〜

すんでる場所とかお嬢様だっていう設定にはそう変化がないっぽいけど、またしても世界観が一変!赤ずきん編はニヤニヤと違和感が同時進行したせいで、慣れるまで時間かかったけど、こっちはわりとすんなり物語に入り込めました。

(そもそも推奨攻略順がシンデレラ→赤ずきんだった。納得!)

それはさておき…素性がわからないとはいえ、出会ったばかりの女の子を貧乏人よばわりして意味なくこき下ろすとは…シンデレラさんったら、清々しいまでにクズ野郎!!

初っ端から成り金バカ息子ぷりを披露してくれましたが、百合花ちゃんが相変わらず全然めげずにグイグイ押していくし、本人もちょっと捻くれちゃってるだけで根は真面目で良い人なので意外と普通に恋愛してました。

他の攻略対象達やモブの皆さんも登場してきてなんだか賑やかだし、プレイ前に抱いていたおとぎ話パロディとしてはシンデレラ編の方がイメージに近かったです。親が決めた婚約者の素行調査をヒロイン自ら住み込みで行うとか、わりと無茶な展開ですが乙女ゲーム的には大いにあり!(笑)

(赤ずきんルートと同じく)恋愛過程については丁寧とか急とか以前に、最初からお膳立てされてる状態なんですが…女神のような心の広さと猛牛のような突進力と恋する女の子的な可愛さと計算高さを内包する百合花ちゃん、ハイスペックヒロインすぎてマジで戦慄が走る。

そりゃ、こんな子に迫られたら誰でも落ちる!と思えるくらい勢いがあり、百合花ちゃんとシンデレラさんの押したり引いたりの掛け合いが絶妙で楽しく見守れました。

兄弟そろっての会話も面白くて、制服導入イベントでの足フェチ全開なシンデレラさんのエピソードとか爆笑でした。正直、ドン引きしてるグレーテル君にわりとシンクロしてたんですが、彼は彼でなんか特殊な嗜好をもってそうな気がするなあ。

そして、後半シンデレラさんが抱えている本当の問題が浮き彫りになり…ああ!なるほど。お金によって人生狂わされた心の傷と借金から救済するのが本題だったのか!

成金の傲慢青年がヒロインによって改心しかけた矢先、貧乏になって色々と拗れた後に再起するシンデレラストーリーなのかと思ってたのに、とっくの昔に没落済みだったとは。

負債だらけなのに買い物依存症患っててお金持ちのように振る舞ってたとか、中々に痛々しい事実だけど、父親と縁切るか好きな子との結婚で借金がチャラになるのに、どちらの提案にも乗らずに筋を通そうとするシンデレラさんは不器用だけど馬鹿正直で男前だなと思いました。

そして、百合花ちゃん…どんな窮状に陥っても臆さず、全力で好きな人を救おうとする意志は大したものなんですが、なんかこのあたりはちょっとモヤモヤしたかな。

最初は、親の稼いだお金を自分の財産であるかのように扱う発言が引っかかったのかと思ったけど違う。「あなたを救いたい」という言葉には嘘は感じられないのに、その献身的で盲目的な恋情になにか別の誰かの意志が介在してるような…

すみません、自分でも何言ってるかよくわからない!(語彙力)

ともあれ赤ずきんルートとおなじく、とてもおとぎ話らしい結末の良いお話でした。原作の童話が恋愛有りなせいなのか素直に騙されたせいなのか、シナリオ展開はこちらの方がとっつきやすかったです。

ただ…あの…まだ2ルートした経過してないのにアレですが、なんか毎回終盤の場面転換とか色々とおかしくないです?魔法使いさんとか原作どおりの役回りだけど、めちゃ雑だったよ!?あと、あの白い部屋でアリス君と会話してたのは一体…

そもそも借金取りが魔法使いさんって時点で、このお話が「作り話である」と言われたも同然なわけで…あれ???(混乱)

すごく面白いし、童話を元にしたエピソードや配役の絡め方とアレンジはお見事です。なのに、性別逆転なパロディにさらに茶番を掛け合わせて、誰もが役割を演じているような現実感の欠如はなんなのでしょうか。

このモヤモヤを「おとぎ話らしいご都合主義上等!ハッピーエンド万歳!!」って流していいのか、それともやはり何かの仕込みなのか…


ワクワクしながらエピソード2いってきます!

シンデレラ編で他の攻略対象達と初遭遇したわけですが、中々に独特な個性のキャラで本人ルートではどうなるかすごい楽しみです。

白雪君は明らかに拒食症患ってるぽいし、グレーテル君は偏食で糖尿病予備軍!かぐやさんは…よくわからなかった。腹黒拗らせてるとかかな!?(失礼だよ)

アリス君に関しても、プロローグで若干辟易したもののそれ以外では全然問題なかったです。ヘタレ少年の毒舌罵倒ばんざい!!…いや、もちろん二次元に限りますけどね。こんな奴リアルでいたら普通にグーで殴る。





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悠久のティアブレイド プレイ感想  (クレイドル&トゥルー)

2016/12/05 12:05
ティアブレイドは「ボーイミーツガールwithロボってだけで、無限の浪漫を感じる…」っていう人に是非プレイしてほしい逸品です(対象者がかなり限られる)


クレイドル:可愛いし切ない。イヴちゃんの保護者にして最強のマスコットキャラ。ちょっとポンコツなところ含めて大好きです。



えー…すみません。クレイドルはすっごく好きなんですが。それはあくまで保護者ポジションのAI搭載ロボだからであって…彼と恋愛がしたいわけではなかった。

ネズミ怖がったり、現在のイヴちゃんを「作った」のが孤独に耐えかねての事だと告白するクレイドルは最高に良かったんですが。でも、そうじゃない…そうじゃないんだ…!!無機物ロボはロボでいてこそ可愛いんだ…!!

もしクレイドルがアイナさんや騎士たちみたいに元人間だったとかなら、とてつもなく興奮したと思うのですが「美青年と美少年の容れ物用意して二分割インプットしたんで、お好きな方と恋愛して下さい☆」…っていうSF無法地帯なインスタント感があまりツボに来ませんでした。

普段のナイス保護者&守護者っぷりが素敵すぎたので、急に恋愛対象としては意識がシフトしづらかったせいかと思います。

ちなみに、ショタクレイドル君との恋愛の方が眺めてて楽しい気がしました。中身がちゃんとクレイドルしてるのに、見た目は姉と弟みたい…という存在のちぐはぐ感がなんか面白くて可愛い(笑)

大人クレイドルは…なんかもうイメージ通りというか、一片の隙もないイケメンっぷりに「何この乙女ゲーム!!」という気分になりました※ティアブレは乙女ゲームです。

そして、途中でまさかのクレイドルがティアブレ操者になっちゃう展開にびっくりしたんですが…アレンジ変形がなんかこう…ダサくないですかあれ!!!あああ、ティアブレイドの手足の美しいフォルムが死んだー!!!(軽度のロボマニア発症)

「いや、これはこれで有りなのかも…」と思って、15分ほどクレイドルver.のティアブレイドさんを眺めてみたんですが。ビームとか撃ってきて主役ロボを適度に苦しめた後、逆転されてあっさり退場する敵みたいにしか見えませんでした…(謎の敗北感)

シナリオは体感的にかなり短かくておまけ的な扱いなのに、美味しい要素を色々と詰め込んで来てるあたりさすがクレイドル!!って感じ大サービスなルートでした。しかし個人的にはやっぱり元のロボ形態の彼が至高です。



トゥルールート:





悠久のティアブレイド最高だー!!!!


えーっと…実はここまでのルート、せっかくの複座式ロボなのにイヴちゃんは動力源としてただ搭乗してるだけって状況も多かったし、最終的にナノマシン黒白ぶつけ合い対決になったりするから、あえてロボで戦う必要性がないように感じる事も多々あってちょっと寂しかったんです…(知るか)

まあ、乙女ゲーム&テキストAVGだとこの辺りのバランスが妥当なのかなとも思ったので、不満というほどでもない不満だったんですが。そのあたりのモヤモヤをトゥルーエンドで払拭してくれたのがすっごく嬉しかったです。

シュドとロウによる主役ジャック→Wイヴちゃんにバトンタッチ→ギル兄さんのティアブレイドで締め!!の流れがほんっとうにもう…最高に熱くて本当に楽しかったです。

これまで、シュドもロウもじゅうぶんすぎるくらい活躍してくれてたんですが。何となく「君達ならもっとやれるでしょ!?」みたいな、よくわからない消化不良感があって…でもその辺りの各ルートで感じていた微細な物足りなさは最終ルートの展開に活かす為の布石だった…(平伏)

しかも、アタルヴァが(カーマインさんの武力補助を受けつつ)ヤジュルをやり込めるとか、ちゃんと見せ場を用意されてるところもポイント高い!!二人ともめちゃくちゃ格好良かった…

いや、ヤジュルに関しては三千年越しの残業(?)を持て余してやさぐれてただけですが。もう彼はまっとうに生きようとするだけで素晴らしいというか…(こら)

宇宙戦、再び…な展開になった辺りから、もう完全に何ゲーかわかんないノリになってましたが私はとても楽しかったのでオールOKです。

挿入歌とEDの歌が流れるタイミングも相変わらず完璧すぎて、本当に劇場版アニメか何かでも見ていたような、とても清々しく満たされた気持ちでエンディングを迎える事が出来ました。

特に「青い空、それだけなのに…」を二番歌詞から流すのはずるい!!あんなの泣けるに決まってる!!

エンドロール後のエピソードも本当に楽しくて、その後の皆のお話とかもっと見たいよー!FDをー!!と叫びまくってました。

恋愛フラグがほぼリセットされてるせいで、ヒロイン争奪戦がグランドフィナーレ後に勃発して、ある意味三度目のプロローグが始まってしまってて大変ニヤニヤしました。恋愛がわりとスピーディーだった本編より、むしろこの状態が一番しっくりきてしまうなあ…イヴちゃんの無垢さ罪深い。

そんな中で過去イヴちゃん独占して綺麗にエピローグしてるロウに爆笑でした。なにこの圧倒的一人勝ち感!!(笑)

トゥルールートが本当にトゥルーしてて(日本語おかしい)感無量だったわけですが…かといって、個別の恋愛エンドがないがしろにされてるわけではなく。ちゃんと各キャラの掘り下げとして機能していて、数多ある可能性の一つとしてまとまっててほんっとに素晴らしいと思いました。

欲を言うなら…もっとしっかり過去編の掘り下げをしておいて欲しかった。

これぞSF!って感じのエピソードだったし、おおよその事情は全て語られてます。しかも想像したり考察したりする材料もたくさん散りばめてくれてはいます。でも…足りない。

多くを語ると安っぽいしテンポ阻害される&本筋からずれてほんとに乙女ゲーじゃなくなる…みたいな配慮でバッサリ省略されてる気配は感じ取ったんですが(笑)

おそらく万人受けはしないとわかっていて、あえてWヒロインで過去編と現代編で繋がりを持たせるという面白い構成とかロボ要素を入れて来てるわけだしいっそ、もうとことんまで突き抜けといて欲しかった!!

特に…ギル兄さん・過去イヴちゃんの関係。とても尊いものだしティアブレイドに彼の魂が宿っていた設定は最高に「やってくれたな!!!(褒め言葉)」って感じではあったんですが。

そもそも…戦争孤児となったイヴちゃんを保護して、無償の愛で守ろうとしたギル兄さんの意志を尊いと思う反面…血の繋がりがない二人に何故ああも完璧な兄妹関係が成立していたのかが全く描かれてないんですよね。

血の繋がりなんてなくても、二人は立派な家族なんですね!と納得は出来るんですけど。なんだかわかるようなわからないような…

仮に作り手が「ギルとロウと過去イヴちゃんの複雑な三角関係…!!」みたいな事をやりたかったなら「恩人であり大事な家族」であるギルさんに恋愛感情を抱かず、「弟みたいに思っている」ロウの婚約をあっさり受け入れたイヴちゃんの行動も有りです。

でも、そんな意図は全くないように感じられたし、実際イヴちゃんのお相手はロウで固定だったわけで…だったらもう、最初からロウとは恋人同士だったり、ギル兄さんとは普通に肉親という設定でも別に良かったんじゃないかなあ…と思います。

あれこれと個人的に気になったところをぶちまけてしまったんですが…悠久のティアブレイド、製作側のやりたい事とか魅せたいものがブレずにガツン!と伝わってくる感じの作品で大変好みでした。


真剣に今後の展開に期待したいです。ドラマCDとか出るだけでもありがたいのですが。あわよくばFD…FDを…(笑)




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悠久のティアブレイド  プレイ感想(ロウ)

2016/11/21 13:36
乙女ゲー的にわりと特殊な立ち位置のルートなので、攻略するの楽しみにしてました!

ロウ:登場第一声が「オレと一緒に死のう!!(歓喜)」という、明らかにやばい系ヤンデレ…と思いきや、物語の根源に関わる重要人物でありとんでもない純愛を貫いてるキャラ。苦労したのか、攻略対象とは思えないキレ顔を多量に披露してくれます。



正体はとてつもなく不幸でヘタレな王子様(?)だったロウ君。過去編のビジュアル、とても好きです!ポニーテールかわいすぎか。

ただ、もうちょっと頑張らないと弟脱却するのは難しいかんじのままあんな事になってしまったので…三千年越しの悲恋というほどの盛り上がりがなかったのは残念です。

このルートでは、今まで断片的な情報しかなかったユニオンが襲撃された後、ロウがどこで何をして現在に至ったかが明かされてました。

予想はしてたけど、ロウ相当つらかったですよねこれ…唯一の仲間である存在が本来の仇である敵AIだけとか気が狂いそうなほど不本意で虚しいし、明確にイヴちゃんに恋心を抱いていたせいで彼女に対する執着も罪悪感も半端無かった。

ロウがイヴを探して彷徨う記憶を、アタルヴァがとても綺麗なものだと認識していた事実も併せてじわじわ来る!

いまさらですが…10代の少年少女を不老不死にして国の未来を永劫に託そうなんて計画立てるとか、鬼畜の所業ですよね。戦況的に追い詰められてたとはいえ、最終的に誰も反対せず何とかなると思ってたあたりユニオンもだいぶ狂ってる。

そりゃ文明ごと人類も滅ぶわ。


そして、重責を一人で負う自信がなくて好きな子に泣きついた挙句、数百年苦労してもさほど成長が見られず(すみません)ヤンデレ化するしかなかったロウも相当ヘタレで気の毒なんですが…過去イヴちゃんの方がより一層タチ悪いかな、と。

安易な同情から婚約を承諾した時点でのイヴちゃんは「ロウと国を永遠に守り続けなければいけない」という未来を選んだ覚悟も自覚もいまいち薄い感じでしたし。

実際、いざ襲撃受けたらロウを雑に放置してギルさんの元へすっ飛んで行き…全部失った後に初めてロウの存在に執着したあげく、結局はそれすら捨てて眠りについたせいで現在のイヴちゃんが生みだされて…

ほんとうに辛かっただろうし、まともな思考力が保てなくて全部放棄しちゃったところで責められはしないとは思いますが。

そのあたりの自分の行動の浅はかさを「気づいてなかっただけで、私は昔からちゃんとロウが好きだったんだ」とか「自分の事しか考えられなくなっても仕方なかった」の一言で済ますのは…いくらなんでも恋愛過程が雑すぎだし、反省点を棚上げした開き直りにしか思えなくてすんなり納得しづらかった!!

過去イヴちゃんがロウの存在を狂おしいほどに求めてるのは、それが孤独を埋める唯一の存在だからとしか思えないんですよ…恋をしている感はゼロに等しい。主役交代なんて思いきったことやるなら、フォローはしっかりしといて欲しいです(怒)

だけど、ただ国や文明の歪みによる悲劇を押し付けられてしまっただけの、未熟で欠点だらけの二人が今度こそ正しい道を選ぼうとするこのルートは…やっぱりものすごく熱かったし感無量でした。

過去編ではあくまで悲劇の主人公でしかなく、これまでのルートではどちらかというと悪役としてイヴちゃん達に花道を譲って消滅する立場だった二人が主役として再び物語を動かしていくの、とてつもない浪漫を感じます。

…弊害として、今度は現代イヴちゃんが後ろに引っ込んでしまったんですが。もうこれはルート的に仕方がないですかね。シュドやアタルヴァがちゃんと彼女の味方でありヒーローしてくれてたの嬉しい。カーマインさん含めてのオムライス食べてる場面可愛い過ぎた…

あと、ヤジュルの末路がベストオブ敵役してて個人的に大興奮でしたー!!(最低か)いや、すごく哀しかったんですけど。この結果を踏まえて彼のルートを振り返ると最高すぎて…ティアブレ、全編とおしてのキャラの扱いのバランス配分がほんと好み。

あんなに苦労してたのに、未だイヴちゃんがいないと駄目な感じから脱却出来てないロウのヒロインぷりに苦笑しつつ()それでも、「白いティアブレイド」に搭乗して武器である騎士団の皆と一緒に打倒アルカディアできたの最高に気持ち良かったです。

結局アルカディアが抱えていた事情はぼかされたままだったので、私の中での彼はSSRなレアキャラであるロウとイヴをゲットしてコンプリートしたいだけの廃人コレクターAI(外道)くらいの感覚で終わってるんですが…←謝れ

グランドクリエーターとはどんな人物だったのか。

色々と難癖つけてしまいましたが、これまでのルートでもほぼ踏み台とか悪役ポジションで扱われていた二人が、ようやく再会出来て幸せになれたのはほんっとに感無量でした。

ハッピーエンドでようやくヒーローぽく…というか、統治者の威厳が出てきたロウに初めてときめきました(失礼)

忘れていく事を選んだ二人や、イヴちゃんとヤジュルがいないことに一抹の寂しさはあったのですが、ようやく一つの物語が終わったんだな…という何とも言えない充足感がありました。あ、クレイドル型になってもイヴちゃんはイヴちゃんぽくてとても可愛かったです!

トラジックエンドの物哀しさが漂う結末もとても美しかったです。二人とも途方もなく長い旅をしたんですね…

満を持しての主役(ヒロイン)交代!!って、乙女ゲームとしては本当に異端かつ地雷なので、評価はわかれるのでしょうが。贅沢な仕掛けがたくさんあるルートになっていてすごく楽しかったです。

個人的な不満は…過去イヴちゃんがロウと婚約した過去編の時点では恋愛フラグなんてほぼたってないに等しい状態だったのに、再会した後の恋愛過程が適当すぎたところですかね。

最初から明確にロウと恋人同士の関係だった方が、三千年間離れていた事にドラマチックさが加わってさらにお話が盛り上がったんじゃないかと。幼馴染の恋愛大好き派なので、そこ全力で推してほしかった…

あんなに時間があったのに恋心一瞬で自覚していまさらのように流されたせいで、重みも感動もいまいち薄い!!でもロウもイヴもめちゃくちゃ好きです(笑)



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